地球からは見られない貴重な「月の裏側」NASAが撮影

地球からは見られない貴重な「月の裏側」NASAが撮影 1

「あれ、月ってこんなだったっけ???」と一瞬、戸惑った方は大正解。

私たちの月は約27.5日かけて地球のまわりを1周しながら、同じペースでゆっくりと1回自転しています。だから地球から見える月の姿はいつも同じで、その裏側を見るチャンスはありません

今回、宇宙気象観測衛星Deep Space Climate Observatory(DSCOVR)から観測した月をNASAのカメラで撮影し、アニメーション化したのがこちらの動画です。餅をつくウサギのいない月の姿と、そのうしろで青く輝く巨大な惑星・地球。なんとも不思議な光景ですよね。

ちなみに、月がいつも地球に同じ面を向けている理由は、その重心の位置が関係しているようです。国立研究開発法人・科学技術振興機構が運営する「理科ねっとわーく」は、その仕組を次のように説明しています。

月の形をよく調べてみると、西洋梨のように、ややいびつな形をしています。しかも少し張り出した部分が地球を向いているのです。つまり、月はそのちょっとだけ重い面を引力が強い方向、すなわち地球に向けて、そのまま安定してしまったと考えられています。

これは、ちょうど「おき上がりこぼし」に似ています。「おき上がりこぼし」は、重心がとても低い ところにあるので、倒しても自然におきあがってしまいます。つまり、重いお尻の部分を下(地球)に向けている時のほうが安定しているわけです。これと同じで、月も重い面を地球に向けたまま、自転が公転と同じになってしまったと考えられています。

これから何年経っても地球から月の裏側を拝めることはなさそう…と考えると、今回のスライドがいかに貴重かよくわかりますね。

source: YouTube理科ねっとわーく

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文

(Rumi)