曲がるの? そうなの、曲がるナノ粒子シートなの!

曲がるの? そうなの、曲がるナノ粒子シートなの! 1

ナノ粒子のゆるキャラがいたら、語尾は「~なの!」で決まりなの。

ナノゆるキャラの話はどうでもよくて、ナノ粒子の研究はまた1つその歩みを進めました。ナノ粒子を使って作る複雑な構造はここ数年ずっと研究され続けてきましたが、作ったシート状のものを曲げたり折ったりすることはできませんでした。が、それも昨日までの話。

シカゴ大学、ミズーリ大学、そして米国エネルギー省のアルゴンヌ国立研究所の研究員が開発したナノ粒子シートは曲がるのです。上の画像は、有機分子でコーティングされた金のナノ粒子で膜が、電子ビームをうけてクルっと丸まっている様子です。

なぜこのクルっと丸まるアクションが起きるか、その鍵はシートの作り方にあります。金ナノ粒子は、オイルのような一連の有機分子によって繋がれており、水の上に浮かべることでシートとして成形します。その後、水は蒸発し、パッチのような小さなちいさなステッカーのようなものが残ってシートが完成します。

注目すべきは、この有機分子が水に馴染みにくいという性質をもつこと。シート制作時の水蒸発後、有機分子はシート全体に平均的についているわけではありません。そこで、電子ビームをあてると、分子が近くにある分子とまた新たに結びつくのですが、一方の面の方がもう一方の面よりもそれがより多くおこります。結果、このシートが曲がったり折れたりできるようになるというわけです。

現段階の研究では、シートにを作るこの有機分子をうまく調整できないので、どのように曲げるかをコントロールすることは不可能。しかし、研究は続いていますから、今にあちらにこちらに自由に曲げられるようになるのでしょう。

source: Argonne via PhysOrg

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(そうこ)