東京の地下鉄レタス、宇宙レタスの栽培方法とそう変わらないらしい

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土を使わない農業。なかでも日本のユニークな場所で栽培できるレタスが米Gizmodoで話題になっています。

PRI(Public Radio International)のNaomi Gingold氏によって取り上げられたのは、東京メトロのロメインレタス。

同社では東西線(水色)の駅区間で、人工の光を利用しながらグリーン野菜を栽培しています。収穫した野菜、現在は近くのレストランやホテルで使用されているものの、将来的には、通勤中の乗客にサラダやスムージーなどの形で提供したい、といったビジョンもあるのだとか。

東京メトロのプロジェクトは、同社プレスリリースによると今年1月からスタートしたもの。振興的な農業テクノロジーを活用していることや、農産物の安全性からみても、賢明な取り組みだと評価されているようです。

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畑で耕さないタイプの新たな農業は、東京の地下鉄以外でも。昨年、パソナが東京都内のオフィスで始めた地下農場ではお米や野菜、ひまわりも育てられています。さらに東芝では、かつて超伝導体を製造していた廃工場を生産的な水耕農場にするといった取り組みが行なわれています。

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以前、米GizmodoでMaddie Stone氏が紹介したハイテクな未来の農場には、あらゆるタイプの水耕栽培や空中栽培のシステムがあります。そのほとんどは土壌を使わず、代わりに栄養価の高い水を植物の根に届けるというやり方。具体的には通常、カリウムや亜鉛のような重要な栄養にアクセスするのは根ですが、代わりにミストやフロートを使うのだといいます。場合によっては栄養豊富な粘土や肥料が使用されるようです。

さて植物の成長に必要なはどうなっているのでしょう? 使用されるのは、慎重に選択されたLEDの色の組み合わせや、波長を生む蛍光灯なのだとか。農場は、虫類や人工の化学物質さえも一切存在しないよう、しっかりコントロールされているのだから、消費者には間違いなく魅力的なはずだと評価されています。

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さて同じくレタスの話題で最近盛り上がった歴史的出来事をご存知でしょうか。国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士が初試食したのは、宇宙で育ったレタス。いわゆるVeggie Systemとよばれるプロジェクトのなか、ロケット打ち上げの重量制限や厳しい宇宙の条件にも適合し、ISSがパックした容器の中で必要な水やり、さらに農産物が必要な赤・緑・青の光のLEDも与えられて...と抜群のコンディションで育てられたようです。

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Space greens! Image by NASA

宇宙で栽培する野菜と地球上のちょっと変わった場所で行なわれる農業。条件は違えど、方法としては大差ないことがわかります。事実、地球上のユニークな実験こそ、国際宇宙ステーションの新たな収穫への一歩に繋がっているのだとか。

土壌はまだまだ地球の重要なインフラですが、土を使わない農業は、次第に私たちの新たなライフラインとなるのでしょうか。

Source: PRI via Archinect

Image of the Tokyo Metro Fukutoshin Line Shibuya Station by Naoya Fujii

Kelsey Campbell-Dollaghan - GIZMODO US[原文

(Rina Fukazu)