「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の新ドロイド「BB-8」トイ、さっそくレビュー

2015.09.04 18:30
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まるで生きてるみたい。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の予告編では、R2-D2のいとこみたいな、球形のコロコロ転がるドロイドが愛くるしかったですね。本日9月4日の「FORCE FRIDAY(フォースの日)」にあわせ、あのドロイド「BB-8」のミニチュアトイ発売されました。米GizmodoのAndrew Liszewski記者が一足早く遊び倒してレビューしています。期待を裏切らない、スター・ウォーズへの愛にあふれたガジェットになってるみたいですよ。

そして、ギズモード・ジャパン編集部にも「BB-8」のミニチュアトイが届きましたので、早速動かしてみました。その様子は下の動画で見られます。



さて、改めましてLiszewski記者のレビューをどうぞ!


***


SpheroのBB-8って何?



こちら、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に登場する新ドロイド「BB-8」の小さなレプリカです。予告編で見たのと同じように、自律的に転がったり止まったりします。



AndroidやiOSのスマートフォンまたはタブレットとペアリングさせて動かします。自分で勝手にコロコロさせてもいいし、画面上のジョイスティックや音声コマンドで動かすこともできます。


デザイン


頭が付いているのを除けば、BB-8は開発元のSpheroがもともと作っていたボール型おもちゃとほとんど同じです。少なくとも見た目的にはかなり似ています。


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ボディはなめらかなプラスチックのボールで、直径3インチ(約7.5cm)ほどです。細かいグラフィックスに覆われていますが、今のところ頑丈そうです。数日遊んでみた間に何回か家具とか壁に衝突しましたが、傷はまだ付いていません。火炎放射されたりしたらどうなるかわかりませんが、家とかオフィスにある何かのせいで簡単に壊れることはなさそうです。

BB-8の内部には、Spheroのボール同様、自律的にまっすぐな姿勢を保つ起き上がり小法師的な機構があります。さらにBB-8では、磁石を使って頭をホールドする縦方向のサポートが加わっています。


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その磁石は強力で、BB-8が間違って何かにぶつかっても頭をホールドできます。ただし家具なんかの下に潜り込んだときには取れてしまうことがあります。

でも頭を付け直すのはごく簡単だし、頭から突き出した小さなアンテナも柔軟なプラスチックでできているので、ぶつかって折れてしまう心配もあまりありません。150ドル(約1万8000円)のおもちゃとしては可能な限り子どもに優しい作りで、頭の部分を食べようとかしない限り危険ではなさそうです。


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充電はワイヤレスなので、コロコロしたボディの形をそこねることはありません。ディスプレイスタンドにもなる付属のベースにBB-8をセットすれば、自動で充電が始まります。3時間充電すれば、だいたい1時間遊べます。



もうひとつ大事なのは、SpheroのBB-8はアプリとつなげて遊ぶものだってことです。AndroidまたはiOSのタブレットやスマートフォンを持っていない場合、アプリ(無料です)が使えません。アプリなしでできることは、ベースでBB-8を充電して、頭を何パターンか動かすことくらいしかありません。なので何らかのモバイル端末は必須です。

幸いBB-8アプリは、おもちゃ用アプリといえどかなり良くできています。スター・ウォーズのアプリにふさわしく、スター・ウォーズの世界にあるグラフィックスやアニメーション、音響効果が満載です。そのへんはスター・ウォーズファンにとってはますますうれしいことだと思いますが、アプリとしての基本的な部分の出来も素晴らしいです。レイアウトも良いし動作も早く、操作はチュートリアルを見なくてもすごく簡単に使えます。でも一応チュートリアルが付いています。

世にたくさんあるアプリを使ったおもちゃのソフトウェアは、たいていは後付けの思いつきみたいに感じられるんですが、SpheroのBB-8は違います。本体と同じくらいBB-8アプリの開発に力を入れたことが伝わってきます。


使ってみてどう?


BB-8が完全充電できると、充電ベースのステータスライトでわかります。充電完了したら、アプリを入れたモバイル端末のBluetoothが有効になっているのを確認します。アプリを立ち上げ、BB-8と接続できる距離にいるようにします。BB-8とモバイル端末の接続は数秒で自動的に完了するのでペアリング設定をいじる必要はありません。

端末との接続が完了したら、ついに動かすことができます。遊べるモードは3種類、「パトロール」、「ドライブ」、または「メッセージ」です。


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パトロールモードはBB-8の自動モードで、大喜びの子犬を自由に家中跳ねまわらせる感覚と似ています。BB-8本体にはセンサーがないので、壁とか人の足とか家具とかにぶつかり続けます。でもBB-8の速度や方向を記録することで、付属アプリが空間を覚え、最終的にはざっくりしたマップを作って、これまでぶつかった障害物は避けるようになります。


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BB-8が自律動作しているときは、アプリでは現在速度や移動距離、動いた軌跡などを表示します。上の画像にストームトルーパーのアイコンがありますが、これはBB-8が人の足にぶつかったときの記録です。今後は避けるべき「」ってことになるんですね。衝突センサーがないってことは、しょっちゅう何かにぶつかるってことですが、賢いのははまらないようにはなってるってことです。動かない障害物にぶつかると、バックして別の方向に動いていきます。

ぶつかるのは問題ではありませんが、落ちてしまうのはよくなさそうです。センサー類がないので、BB-8はすぐに階段とかテーブルから落ちる危険があります。丈夫なプラスチックでできてはいますが、まったく壊れないということではありません。コンクリートに落ちれば簡単にへこんだり傷ついたり、割れてしまったりもするかもしれません。そうすればコロコロ転がるのは無理になってしまいます。なので、ある程度の対策は必要です。


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BB-8が自分で転がる様子を見るのは楽しいし可愛いし、ぶつかったときの音も良いんですが、本当に楽しいのは自分でアプリから操作するときです。


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ドライブモードでは、画面上に2本表示されるジョイスティックを使ってBB-8を動かせます。でもまん丸の球体を動かすのはちょっと難しいかもしれません。というのは、どこが前だかわかりにくいからです。でもSpheroの既存のボールおもちゃと同じく、BB-8には進行方向を把握する簡単な方法があります。

左のジョイスティックは、BB-8を前後または左右に動かすためのものです。一方、右のジョイスティックは、内部のドライブ機構を回転させて、ユーザーが動かしたい方向に向けるためにあります。


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BB-8の進行方向が把握できるよう、ユーザーが内部のドライブ機構を動かすと球形ボディの内部のLEDが光ります。青いライトがユーザーのいる方向に向いていれば、左のジョイスティックで思いどおりに動かせます。指を前にスライドさせれば、BB-8は遠くに離れていきます。つまり青いライトは、車のテールランプみたいな感じです。



方向の把握の仕方をマスターしてからも、障害物を避けながらBB-8を動かすのにはまだ訓練が必要です。でもそれは主に、球形を動かした経験のある人なんてほとんどいないからです。アプリの反応は完ぺきな早さですが、それでも慣れが必要です。BB-8の動きは、最速だと驚くほど速くなるからです。

何回か動かしていると、当然障害物にぶつかります。でもすぐに、ぶつからずにBB-8を操作する反射神経ができてきます。そこまで来るとかなり楽しくなります。まるで本物のドロイドが自分で考えながら動いているような動きができるようになってきます。


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BB-8をさらにいきいきとパーソナリティまで表現すべく、ボタンを押すとできるプリセットの動作が何パターンかあります。イエスとかノーが特に楽しくて、会社のデスクで同僚に返事をするときとかに使いたい感じです。


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でも真のドロイドなら、ホログラフのメッセージで「助けてオビ=ワン・ケノービ!」ができなきゃいけませんよね。それを本当に具現化する技術はまだなくても、SpheroはAR(拡張現実)を使ってアプリ内で似たようなものを作り出しています。スマホやタブレットの前面カメラでメッセージを記録して、端末をBB-8に向けると、画面上ではBB-8の小さな頭から投影されているように見えるんです。



このメッセージモードは、大人の場合は人に見せびらかす用に何回か使う程度かもしれません。でも子どもなら、この機能は狂喜乱舞で愛用するはずです。これを見ても、BB-8の中でアプリはただの飾りじゃなく、体験全体における重要なパーツになっているのがわかります。


好きなところ


BB-8がスター・ウォーズ・セレブレーションでステージに立ったとき、あらゆるスター・ウォーズファンは同じことを考えたはずです。「欲しい!」と。自前で作ってしまうファンもいましたが、そうじゃない人はSpheroのおかげで本当にBB-8を手に入れられるんです。


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まだ「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」本編を見た人がいないので、BB-8が映画に出てくるのに対してどれくらい忠実なのかはなんともいえません。でも予告編とかでチラッチラッと見た限りでは、このミニチュアはデザインやプロポーションをしっかり再現していると言えそうです。このBB-8、デザインにも作り方にも、また特にアプリに関しても、ディテールへの配慮が惜しみなくつぎ込まれています。

スター・ウォーズファンなら、BB-8を家やオフィスで動かしてみてニヤニヤせずにはいられないことでしょう。その転がる姿や障害物への反応は、動きも音も本当に生きているかのようです。最初のスター・ウォーズ以来、R2-D2のおもちゃは無限に生まれてあの動きを真似てきましたが、SpheroがBB-8を再現したのと同じくらいR2-D2のパーソナリティに近づいたものはありませんでした。

そして、とにかく遊んでいて楽しいです。これを人に見せたときのリアクションからは、スター・ウォーズファンがどうしてArtooとか他のドロイドのリモコンレプリカ集団を作るのに大金を払うのかがわかります。それを考えれば、約1万8000円というBB-8の価格もうれしいものです。


好きじゃないところ


かつてのコンピューターのマウスを思い出してみてください。20代前半とかだと知らない人もいるかもしれませんが、中にでっかいゴムボールが入っていて、それが中の歯車を動かしていたんですよね。あれ使ってるうちにゴムボールとか歯車に汚れがくっついてきて、ときどき掃除しないといけなかったんですよね…。BB-8の頭の下側をときどき掃除しながら、当時を思い出しています


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球形のボディは完全に密閉されているので、ホコリとか土とか水とかが入っていくことはありません。でもマグネットの頭には回転するホイールが使われていて、そこに糸くずとか汚れが集まってきます。BB-8のボディにくっつくものは全部、そこに集結してきます。

センサーがないので、自分で操作するときであっても、遊ぶ場所は慎重に選ぶ必要があります。平らで固い面の上ではBB-8の動きがかなり速くなり、机とかから簡単に落ちてしまいます。カーペットの上に落ちるんなら多分大丈夫ですが、硬い床面に落ちた場合、BB-8の命が危険にさらされます。



BB-8は、特に平らでなめらかな面では安定が悪くなります。多分Spheroのボール自体にも同じ問題があったんだと思いますが、完全な球形だったら、急に停止とか方向転換してもそんなに問題ないはずです。でもBB-8の場合は頭の重さがあるので、慣性に従って前後にぶれる様子がはっきりわかります。別に動きに問題はないんですが、まるで一晩中他のドロイドとパーティしていたみたいに見えます。

BB-8アプリでは、音声コントロールを楽しい機能としてうたっています。「OK、BB-8」と言って、そのあと何パターンかのコマンドから選んで言うだけでBB-8を動かせるはずなんです。でも、Spheroの持つ技術では音声認識に関して革新的なものがなかったみたいです。認識精度が完ぺきにはほど遠いんです。使う環境によってかなり左右されると思いますが、僕らが試したときは、うっかり「BB-8」と言うだけで何回となく認識してしまうので、すぐオフにしてしまいました。


買うべき?


クリスマス前になると、おもちゃ売り場でパパママたちがセサミ・ストリートのエルモを取り合ったりしたものです。BB-8に関しても同じような戦いが繰り広げられそうです。ただ、戦う人たちがプラスチックのライトセーバーで戦ってるところが違いです。


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9月4日の「FORCE FRIDAY」に売られるスター・ウォーズのおもちゃの中では、SpheroのBB-8は買うべきです。BB-8に興味がない人でさえ、あとでコレクターに売る目的で買うかもしれません。

FORCE FRIDAYに売られるグッズの多くは、あらゆる企業がビジネスチャンスとして投入しているだけに見えるかもしれません。でもSpheroのBB-8は違います。彼らは、彼らが何年も前に開発したロボティックボール技術を使って、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のキャラクターに命を吹き込むことに成功したんです。パッケージから本体の細かいデザイン、付属のアプリまで、スター・ウォーズコレクターの心に響くものを作るためのSpheroの気概が感じられます。

R2-D2だって大好きです。でも今、BB-8が僕らの心を奪ってしまったようです。


source: Sphero

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文
(miho)

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