スピードに合わせて変形! ベンツ「Concept IAA」

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時速80kmに達すると、自動的にトランスフォーム!

クルマのセールストークで登場しがちなCD値こと空気抵抗係数。この数字が小さいほど空力特性に優れていることを意味します。例をあげるとSUVのCX-5が0.33、2ドアスポーツカーのGT-Rが0.27、5ドアハッチバックのプリウスが0.25、スポーティな4ドアセダンのCLAクラスが0.23などなど。

高速域になればなるほど燃費やスピードの伸びに影響してくるCD値。メルセデス・ベンツは走行中にエアロパーツを変形させることでCD値が0.25から0.19にまで下がる「Concept IAA」を発表しました。ついにきましたか、0.1台が!

フロントグリルのフラップが閉じ、サイドフラップが広がり、板状のフロントバンパーが後退し、ホイールリムがフラットになり、テールからスカートスポイラーが伸びるという変形っぷり。特にボンネットからルーフに押し上げられた空気をなだらかなラインでもって車両の後ろに逃がすことで、CD値が大幅に下がることにビックリします。そして可変リムホイールにも「そこまでやるんだ!」と驚かされます。

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フロント回りを見ると、サイドフラップが動くことで全幅も広がっている様子。

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リア&サイドは印象が大きく変わりますね。ポルシェやアウディの可変リアスポイラーが旧世代のものに感じてきました。

F 015 Luxury in Motionと同系統のデザイニングで、このまま生産車両となることはないでしょう。しかしF 015 Luxury in Motionと同様、メルセデス・ベンツが考える次世代サルーンの在り方がここから見えてくるようです。

source:Mercedes-Benz

(武者良太)