マイクロソフト、性差別で訴えられる

マイクロソフト、性差別で訴えられる 1

IT業界でも相変わらず根強い性差別。

マイクロソフトの現CEO、サトヤ・ナデラ氏は以前、IT業界で働く女性達に対し「昇給を求めず、会社を信頼して昇給を待つべきだ」と発言しました。世界有数の大企業のCEOとは思えない驚きの発言ですが、マイクロソフトに対する集団訴訟の訴状によれば、女性を過小評価しセクシャルハラスメント対策を殆ど行わない社内では、この手の発言は日常茶飯事だそうです。

マイクロソフトの元セキュリティ専門家であり、マイクロソフトも参加しているコンソーシアム、Trusted Computing Groupで7年間働いていたKatie Moussourisさんは、あらゆる面での性差別を訴える為集団訴訟を起こしました。現在HackerOneの方針顧問をつとめているMoussourisさんによると、マイクロソフトで技術系やエンジニアリング系の職務についている女性は「能力査定、給料、昇進、その他労働条件に関して幅広く浸透した性差別の被害に遭っている」そうで、結果としてマイクロソフトで働く女性エンジニアは、同じ職業の男性よりも給料も昇進の可能性も低いそうです。

また訴状によると、マイクロソフトの経営陣はTrusted Computing Groupの代表をセクシャルハラスメントの疑いで調査しました。結論としてそれは事実だったのですが、彼は制裁を受けるわけでもなく、ただ別のグループへ異動されただけで、地位も経営責任も同じままでした。しかもその後、彼は専務理事に昇進しました。Moussourisさんはそれに異議を申し立てましたが、彼は彼女に対して低いボーナスを与える事で報復したそうです。

Business InsiderのJulie Bort氏による記事では、Moussourisさんの訴訟に対するマイクロソフトのコメントは以下のみです。

マイクロソフトは職場の多様性と、全ての職員に成功するチャンスがある職場づくりに努めています。原告の申し立てにある彼女個人の体験は以前弊社で調査しましたが、それらを裏付ける証拠は見つかりませんでした。今回の申し立てに関しても注意深く調査いたします。

Moussourisさんの弁護を行っている弁護士事務所では、集団訴訟に参加したい女性を探しています。未だ男性の比率が高いIT業界では、こういった事も多々あるのかも知れません。皆に平等なチャンスが与えられる空気を作り出すきっかけになるといいですね。

source: Microsoft Gender Case

Annalee Newitz - Gizmodo US[原文

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