ハッピー! 溶けにくいアイスクリームついに開発

ハッピー! 溶けにくいアイスクリームついに開発 1

皆さん、世紀の大発明です。

暑い夏の日、子どもながらに精一杯のお小遣いで買ったアイスクリーム。しっかり味わって幸せを噛み締めたいのに、無情にも照りつける太陽…、ああ、なんてことだ! …でも、もう大丈夫です。この混沌の世に、今まさに平和と繁栄がもたらされようとしています。そう、偉大なる科学者たちがついに、溶けにくいアイスクリームの作り方を考案したのです!

誰しも目を閉じればあの夏の日の苦い思い出が浮かぶはず…。甘くて冷たくておいしかったはずのアイスクリームがみるみるうちに溶け、ドロドロに手を汚すだけのゴミになってしまったあの惨状を。そして、いったい世界中で何人の子どもたちが涙を流したでしょう。ウキウキしながらかぶりつくよりも早く、溶けてコーンの上から滑り落ち、地面の上でベチャっと音を立てる元アイスクリーム…。もはやこれは、われわれの社会を根底から脅かす、由々しき事態なのです!

この悲しい世の常に終止符を打ってくれたのが、エディンバラ大学とダンディー大学の研究者たち。今週、彼らは自然素材で作られたタンパク質を発見したと発表しました。そのタンパク質をアイスクリームに加えることによって、今までよりも溶けにくくなると言うのです。このタンパク質はBslAと呼ばれる物で、アイスクリームに含まれる脂肪滴や気泡に付着し、それらの状態を安定させる役割を果たします。そして何より重要なのが、このタンパク質を使っても味に影響は無いということ。

溶けにくいアイスクリームなんて売り出されたら、きっと大ヒット間違いなし! でも、このタンパク質が活躍する場は他にもあるんです。それは、製造業者や配送業者が製品を冷凍するとき。エネルギーの消費を抑えることができ、環境破壊の抑止にもつながります。それに、飽和脂肪の量を少なくした低カロリーの新レシピでアイスクリームを作ることも可能になり、そのため健康の維持にも効果的でしょう。さらにさらに、このタンパク質はアイスクリームが溶けてまた固まることでできる氷の結晶、いわゆる冷凍焼けも防ぎます。これまで、いったいどれだけのアイスクリームが食べかけのまま捨てられ、毎年どれだけの量のおいしいアイスクリームがゴミになってしまったのかなんて想像もつきませんが、小さい町の全体で摂取されるカロリーの総量に匹敵するレベルだったりするのかもしれません。

ゴミと化すアイスクリームの量は残念ながらわかりませんが、最近、別のうれしくない真実が発覚したのをご存知ですか? それは、私たち人間が、地球上の木のうち半分を滅ぼしたということです。その他にも抱えきれないほどの環境問題が今も進行しています

溶けにくいアイスクリームは、幸せなおやつタイムを運ぶハッピーなニュース。でもそれと同時に、地球の未来を考えたときに少しだけ気が軽くなる小さな希望でもあるのかもしれません。

source: CNN

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(SHIORI)