ハッキング問題はどうなる? アメリカと中国、緊張感たっぷりの対談へ

ハッキング問題はどうなる? アメリカと中国、緊張感たっぷりの対談へ 1

始まる前から不穏な気配がしています。

アメリカを訪問している習近平国家主席とオバマ大統領による米中対談が、日本時間の今夜にホワイトハウスで行なわれます。

ロイターは、日本時間25日22時から始まる会談が、極めて緊張に満ちたものになるだろうと報じています。何しろ、度重なる中国からのハッキングに中国政府が関与しているという疑惑や、ハイテク企業の知的財産権を侵害しかねない中国政府の姿勢など、話し合うべき課題は山ほどあるからです。

訪米前から習近平国家主席は、アメリカと共同でサイバー犯罪への対策に取り組む姿勢を強調してきました。22日にシアトルで行なわれた演説でも「アメリカ政府や企業に対するサイバー攻撃に、中国政府は関与していない」と表明していました。

ですが、ここまで疑惑が重なると、過去の事件の真相をハッキリさせないことには、あまり説得力を持たないかもしれません。また、サイバー犯罪への対策を米中で取り組むと言いながらも、具体的な方針については何も触れていません。

習近平国家主席は、23日に開催された米中ビジネス・ラウンドテーブルで、アップルのティム・クックやアマゾンのジェフ・ベゾス、マイクロソフトのサトヤ・ナデラといったアメリカの企業経営者たちに対して、2016年にオープン予定の上海ディズニーリゾートを引き合いに「開かれた中国経済」を強調しました。

ですが、フェイスブック、グーグル、ツイッターはサービスが中国国内で厳しく制限されているため、この会合を欠席しています。また、それと同じ日にアメリカ政府が企業に対して「中国国内での知的財産権やセキュリティについて、不満をもっと表明するように」と煽ったり、すでに嵐の予感です。

source: Reuters

(高橋ミレイ)