2200年、水面下に沈んでしまっているかもしれないアメリカの都市

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200年後、あの街は水中に沈んでいるのかも。

このまま海面上昇が続けば、都市が丸ごとあるいは部分的に水没してしまう日はやってきます。PNAS(米国科学アカデミー紀要)で発表された研究によって、今後200年ほどで沈んでしまうかもしれない地域が判明しました。

研究で考察されているのは、2100年まで二酸化炭素の排出量が抑制されないままだと、全米の各都市はどうなってしまうのか? という点です。研究者によれば、もしそうなってしまったら、今後200年から2,000年の時間をかけて海面は上昇を続け、結果として各地で9.9メートルも上昇してしまうとのこと。そして彼らの推定によると、海面上昇で水面下に沈んでしまう地域には現時点で21都市の計2000万人が住んでいるとか。

前述の研究は西南極氷床が崩壊した場合(もう既に始まっています)と、世界中で急いで二酸化炭素排出量を削減して西南極氷床が崩壊しなかった場合の2つのシナリオに着目しています。マシな方のシナリオであっても、人口100万人以上の都市では以下の地域が完全に水没してしまうことがわかりました。 

フロリダ州ケープコーラル

・フロリダ州ハイアリア

・フロリダ州ハリウッド

・ルイジアナ州メテリー

・フロリダ州マイアミガーデンズ

・フロリダ州ミラマー

・ルイジアナ州ニューオーリンズ

・フロリダ州ペンブロークパインズ

さらに、多くの地域が部分的に水没してしまうことも判明しました。そして特にそういった都市では二酸化炭素排出量を削減できた度合いによって、2通りの未来が描かれることがわかったのです。

その違いに着目してClimate Centralが作ったのが、インタラクティブなマップです。以下のニューオーリンズの地図では二酸化炭素削減量が違うにもかかわらず、結果はさほど変わりません。

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しかしマイアミでは地形が大きく変わってしまい、なんともシビアな結果に…。

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二酸化炭素排出量をカットできた度合いとそれが及ぼす影響は、地域によって雲泥の差があります。それでも、200年後というそう遠くはない未来の姿を見せつけられると危機感を覚えますね。

他の各都市についても、2100年時点もしくは2050年時点での様子をチェックできますよ。

Top image: Acapulco waves / Arturo Mann

Ria Misra - Gizmodo US[原文

(たもり)