本日は曇りなり。彗星67Pには「天気」があることが判明

本日は曇りなり。彗星67Pには「天気」があることが判明 1

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星こと「彗星67P」。彗星探査機ロゼッタと着陸機フィラエの活躍により、私たちがその様子詳しく知ることができるようになったこの彗星ですが、今週Natureに発表された研究によれば、どうやらこの彗星には、昼と夜の急激な温度変化から生まれた「天候」があるようです。

去る8月にロゼッタがVIRTIS(可視&赤外線熱画像分光計)を用いて、67Pの「首」あたりに張っている1平方kmほどの氷を調べていました。でもその氷、太陽が昇ると水蒸気の雲に昇華、その後夜が来るとまた氷になるんです。

このシンプルな水の循環は、地球上での天気の仕組みとはちょっと違います。地球では雨が地表へと降りますが、67Pの短命な雲は夜になれば宇宙空間へと流れでていき、地表に戻ってくることはありません。この発見をしたチームは、地表にみられる氷はもともとは地下からのもので、日の出ている間に亀裂ができ、それが広がっていくことから、いつかは67Pから水分がなくなってしまうのではとみています。

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67Pの水-氷サイクル

観察中にも陥没穴ができていったりと、刻一刻と変化していく67P。原始的な有機体がみつかったりと、まだまだ目が離せませんね。

image by ESA

source: Nature, New Scientist

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(abcxyz)