Airbnbのプロモーション、皮肉が効きすぎて非難の的に

Airbnbのプロモーション、皮肉が効きすぎて非難の的に 1

クスッと笑えるアメリカン・ジョーク、とはいかなかったようです。

自宅や空き部屋を貸し借りできるサービス、Airbnbは、アメリカを含め世界中で大人気。その企業価値は1兆円を超えるとも言われます。

しかし、そんなAirbnbのとある広告が物議を醸した、というより非難轟々だったそうなのですが、一体どんな内容だったのでしょうか。

図書館関係者のみなさま

ホテル税14億円が有効利用され、図書館がもっと長い時間開かれるようになることを願っております。

Airbnb

このホテル税とは、平たく言えばAirbnbが納めた税金のこと。メッセージの内容はほぼ同じで、対象が教育委員会や駐車場などに変わったバージョンも存在します。

Airbnbとしては「これだけ多額の税金を納めている」->「Airbnbは人気のあるサービスだ」とでも言いたかったのかもしれませんが、残念ながらサンフランシスコ市民には「お前らの給料は俺らの税金だぞ」と聞こえてしまったようなのです。

この写真をフェイスブックでシェアした、サンフランシスコ州立大学の助教授Martha Kenneyさんのメッセージが、そんなサンフランシスコ市民の感情を代弁しています。

Airbnb様

貴社がホテル税を納められたと聞き、とてもハッピーな気分です。もちろんあなた達ほどではないけど、私も税金は納めていますしね。

それはともかく、例の広告の件、簡単に計算してみたんです。

14億円の税金のうち、図書館のために使われるのはおよそ1.4%ほど。大体2000万円になりますね。これをサンフランシスコで働く図書館スタッフに配分すると、1日1人あたり100円程度にしかならないんです。残念ながら、あなた方に納めて頂いたホテル税では、図書館の延長は1、2分程度しかできそうもありません。

もし本当に図書館を愛しているなら(Airbnbにとって不利となる法律が制定されそうになった際、彼らがキャンペーンのために使った)約9.6億円をそのまま寄付してくれたほうがよさそうですよ。

一連の騒動で、Airbnbは全面的に謝罪。速やかに撤去すると話しています。

今や世界中で爆発的に広まっているAirbnbですが、ちょっと手痛い失敗だったかもしれませんね。

image by Martha Kenney / Facebook

source: SF Weekly

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)