生命の存在する地球に似た惑星、これから続々誕生との新説

2015.10.28 21:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

151027keplerx.jpg


壮大な宇宙の歴史のなかで……。

NASAの宇宙望遠鏡科学研究所(Space Telescope Science Institute)は、宇宙に存在するであろう地球に似た惑星の92%は、まだこれから将来に誕生するとの新理論を発表しましたよ! つまり、探そうにしても、現時点では存在するにいたっていないものがほとんどというわけですね。

2009年にNASAは、宇宙空間に地球のような惑星がないかを探すため、「ケプラーミッション」をスタートしました。それ以来、宇宙には生命が存在する可能性のある惑星が数多くあるとの発見が行なわれてきましたよね。

ケプラーミッションでは、地球に似た大きさの太陽系外惑星として、太陽類似の恒星から適度な距離を周回する、ハビタブルゾーン(生命居住可能区域)に位置している惑星の発見に努めてきました。その惑星は岩石からなっており、極端に暑くも寒くもありません。大気や水が存在する可能性もあることから、なんらかの生命体の発見だって不可能ではないでしょう。

こうした惑星が発見されればされるほど、地球外生命体との接触だって夢ではなくなる~。そんな思いでケプラーミッションが進められてきたわけですけど、驚くべきことに、やや着眼点はズレていたのかもしれませんよ。これまでのケプラーミッションでの観測データとハッブル宇宙望遠鏡からの分析データをもとにすると、宇宙内に存在するであろう地球のような惑星の9割以上は、今後1,000億年から1兆年先に誕生することになるとの結論に達したとのことですね!

太陽系の誕生は現在から46億年前のことと考えられています。ビッグバンの後に宇宙は急速に膨張。いまもその膨張は続いていて、これから先に誕生するであろう星たちも、まだ数えきれないくらいたくさんあるというのが今回発表された理論です。つまり、その星で生命が誕生するのもまだまだ先の話で、地球上の文明は、広い宇宙で初期に起こったものとして、こうした将来存在する惑星の文明から、遠い未来に考古学的な評価を受ける時代がやってくるのかも?

それにしても、すでにケプラーミッションでは、銀河系のなかだけでも、地球に似た惑星が数十億単位で存在する可能性が指摘されてきました。さらに、まだ大半の太陽系外惑星は、今後数千億年先に存在するようになるとは……。なんだかスケールが大きすぎて、でも無限に夢が広がっていきそうな話ですよね。


source: NASA

Maddie Stone - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
・関連メディア