「テクノロジーは貧富の差を拡大させる」スティーブン・ホーキングが警告

「テクノロジーは貧富の差を拡大させる」スティーブン・ホーキングが警告 1

確かに、産業革命の時代から繰り返されてきた論争ですが。

スティーブン・ホーキングが、RedditでAMA(Ask Me Anything)というコーナーに参加しました。ユーザーが次々と質問をするなか、好きな映画について答えたり、「この宇宙で最も大きな謎は女性です。でも、そうあり続けてほしいと思います」とお茶目なコメントをしたりしました。

ホーキングは、人工知能やロボット技術を、人類にとって危険なものだと前から指摘していました。彼は、今回の質問のなかでも「現在の急速なテクノロジーの進歩は、貧富の差を拡大させるでしょう。経済的な理由などで、それに乗り遅れた多くの人が、悲惨な生活を余儀なくされるに違いありません」と警告しています。

当然といえば当然ですが、ハイテク業界からは早速反論がきています。ネットスケープの創業者で起業家として活躍するマーク・アンドリーセンは、「技術が人の雇用を奪うという主張は昔からあったし、それを主張するのは知的な人間ではなかった。誰か彼に経済学の教科書を買ってあげたらいいんじゃないか?」とツイッターでコメントしています。

アンドリーセンの反論は一理あるかもしれません。ですが、結局のところ、将来的にブルーカラー労働者が安く買い叩かれる可能性はあるかもしれません。企業がテクノロジーを導入する費用と人件費をてんびんにかけた場合、それが単純作業であるほど安いほうを選ぶだろうからです。

2人の主張の違いは立場の違いからくるものかもしれませんが、テクノロジーと経済や雇用に関わる論争は今後も続いていくかもしれません。

Image by Danor Aharon / Shutterstock.com

source: CNN

(高橋ミレイ)