写真の中に時間を守る仕掛けが。どこにあるかわかりますか?

写真の中に時間を守る仕掛けが。どこにあるかわかりますか? 1

ヒント:時計ではありません。この写真の中に超シンプルで(そしてかなり有名)、でも1829年まで発明されなかったある時間を守る仕組みがあります。わかりますか?

この写真の中にある、世界中の時間管理を変えたあるモノとは、時計ではなく、なんと玉なんです。このシンプルすぎるアイディアに1800年代まで思いつかなかったというのは、逆におかしいほど。この仕組みのおかげで船が時間通りに運行するようになった、その仕掛け人は英国海軍のRobert Wauchope船長。海岸の観測所には時計はありましたが、港の船からはいつも見えるわけではなかったんです。Wauchope船長は、観測時計台に玉をつけたマストを立て、毎日一定の時間にその玉を落として音を鳴り響かせ、港の時計の時間を合わせさせるようにすればいいんじゃないかと考えました。

その「時間玉」は1829年ポーツマスの英国海軍アカデミーで初めて落とされ始めました。その次は王室天文官のJohn Pond氏の要望でグリニッジに設置されました。その後フランスへ広がり、1845年にはアメリカにも渡ってきました。時計がより正確になり、時計を至るところで合わせられるようになったことから、時間玉の出番は減っていきました。

現在では、観光の名所として、もしくは伝統として残っているのみになってしまいました。一番有名なのは、やはり大晦日の夜にニューヨークで落とされるあの玉ですね。ニューヨークの大晦日の玉は、ニューヨークタイムスのAdolph Ochs氏によって1907年に始められたそうです。今じゃアトラクション的なあのニューヨークの落ちる玉も、実はおもしろい歴史があったんですね。

image: Andrzej

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(リョウコ)