ハロウィンの夜空を、新発見の小惑星が飛んでいきます

ハロウィンの夜空を、新発見の小惑星が飛んでいきます 1

見えるかな?

今年のハロウィンには、意外なものがお菓子をもらいにやって来そうです。3週間前に見つかったばかりの小惑星が、10年に1度レベルの近距離で地球のそばを通り抜けていくんです。

その小惑星、名づけて2015 TB145は、10月10日にパンスターズの望遠鏡で発見されました。大きさは直径が約280~620mで、超高層ビル1棟か2棟分くらいあります。そしてその速度は秒速35kmと、NASAいわく「通常ないほどの速さ」です。

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2015 TB145が地球に最接近する10月31日の世界時午後5時18分(日本時間11月1日午前2時18分)、その距離は地球から0.0032天文単位(AU)または月までの距離の1.3倍、メートルでいうと47万9000kmになります。これほど小惑星が近づいてくるのは、2006年にNEO 2004 XP14が月までの距離の1.1倍で飛んで来て以来です。ちなみにこの次は2027年8月のNEO 1999 AN10が月とほぼ同じ距離ですれ違います。

NASAの予想では、2015 TB145は地球に衝突することもなく無事に通り過ぎ、引き続きその風変わりな軌道を周回していきます。その軌道はかなり扁平な楕円で、傾斜角(太陽の赤道面に対する角度)も39.7度と大きく傾いています。最接近の3週間前にやっと発見されたのは、そのためかもしれません。

この小惑星、地球に最接近するときには10等級の明るさに達する見込みなので、高性能の天体望遠鏡なら見えるかもしれません。ただ月が80%ほど満ちた状態で比較的明るいので、ちょっと微妙です。でも月明かりの向こうに小惑星が高速で飛んでいると思うと、ハロウィンの夜がさらに特別な気分になりそうです。

source: NASA and iTelescope via Gizmag

George Dvorsky - Gizmodo US[原文

(miho)