私たち、ハダカデバネズミのこと悪く思いすぎてました

私たち、ハダカデバネズミのこと悪く思いすぎてました 1

今日は、キモいと言われ、ちょっと小馬鹿にした名前さえつけられているハダカデバネズミの名誉の日となりました。

ずっとその気持ち悪い容姿は近親交配によるものと考えられてきましたが、研究によって、必ずしもそうではないとわかったそうです。

ハダカデバネズミは、げっ歯類の中では極めて優位性があると言われてきました。他のネズミと比べると30年も長く生き、長い人生においてもガンにかかることもなく、何世代も一緒に生活し、それぞれが役割分担をしながらコロニーを支えるという、複雑な「真社会性」を持っています。

彼らは、容姿、服、甘いものや、体の毛、そして太陽を見ることさえあきらめてしまったという例なのかもしれません。そして外の人と家庭を作らず、ひたすら家族内で家族を増やす親近交配をおこなってきたんだと思われてきました。真社会性の哺乳類は、巣の中での交配が必要なのは自然なことだと。

親近交配の血縁度については、科学者たちは見当がつかず困惑していました。特にハダカデバネズミは、昆虫以外では珍しい女王制度を持っているからです。何か関係があるのでしょうか?

実は、関係はなかったのです。簡単に言うと、ハダカデバネズミは親近交配ではなかったからなんです。もともとハダカデバネズミの遺伝子研究は、ケニアのアティ川の南の地域のみから採取したサンプルだけが使用されました。当時は、この集団が変則的であることを疑う理由がなかったからです。しかし、最近の研究で、川の北側の遺伝子サンプルを採取して見てみると、全く違った結果が出てきたというのです。川の南側のハダカデバネズミは小さな集団だったため、親近交配をおこなっていましたが、川の北側のハダカデバネズミは親近交配をしていなかったんだそうです。

ただでさえ、キモいとがグロいと言われがちな容姿を持っているのに、親近交配って決めつけててごめんね、ハダカデバネズミ!

Source: Challenging the inbreeding hypothesis in a eusocial mammal

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(リョウコ)