東芝イメージセンサー事業から撤退。その後を引き継ぐのは世界首位のソニー

2015.10.29 13:50
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揺るぎないものになりました。

東芝が28日、CMOSイメージセンサー事業からの撤退を発表し、その後をソニーが引き継ごうとしているようです。この引き継ぎによって、すでに世界首位の座についていたソニーのイメージセンサー部門での地位は確固たるものとなるでしょう。

東芝の大分工場はソニーに売却されることになり、同様に設備も移され、およそ1,100人の従業員も移籍します。ソニーと東芝は今年末までに契約を結び、2016年の3月までには手続きを完了させる予定ですが、売却額はいまだ公表されていません。

ソニーは今月、自社のデバイス分野の主力事業である半導体事業を分社化し、社名をソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社とすることを発表しました。半導体事業の主力といえばイメージセンサー。そして今回東芝から買収した事業も、この会社に統合されることになるでしょう。

イメージセンサーはソニーにとってとても重要な事業。なぜなら、昨年の市場に出回る新規のイメージセンサーの約40%がソニー製、さらにすべてのiPhone 6とサムスンGalaxy S6には2つのソニーのイメージセンサーパーツが搭載された状態で出荷されます。そこで今回の買収です。ソニーのイメージセンサー事業での躍進はさらに続くことになるでしょう。

一方東芝に関して言えば、ビジネスの一角を手放すことになりましたが、それほど驚きもありません。なぜなら今年7月、東芝の約7年間でおよそ1500億円にものぼる利益水増し問題の責任を取って、当時のCEO田中久雄氏が辞職を発表する事態に発展しました。そして今、この取引をきっかけに収益を徐々に取り戻そうと大幅な再構築を始めたのだと思われます。


image by Zach Dischner under Creative Commons license.
source: Sony via Verge

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文
(SHIORI)

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