モロッコの太陽熱発電所、首都の電力すべてをまかなう予定

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太陽の街。

モロッコで太陽熱発電所の運用が11月から始まります。期待が高まるこの発電所、モロッコの首都であるラバトの街すべての電力をまかなうことができるのです

この発電所、通称「Noor 1」があるのはワルザザートの街。施設内には、高さ12メートルにもなる三日月型の鏡が50万台も設置され、太陽光をこれでもかってほど集めます。

まず集めた光を使ってパイプラインを熱することで393度にまで温度を上げます。そのあと、水と混ぜて蒸気を発生させることでタービンを動かし、電力を発するための原動力とするそうです。

Noor 1は発電所の全容としては第1フェーズに過ぎません。2017年を目途にNoor 2、Noor 3も完成予定。2020年には、ここで作られる電力は580メガワットにもなり、何百万世帯へと提供され、モロッコ国内の電力の半分は太陽熱でまかなえる計画です。

90億ドル(約1兆800億円)という太陽熱発電の超大型計画は、地球への環境配慮のためだけに打ち出されたのではありません。近年、モロッコは化石燃料などのエネルギー資源輸入が拡大しており、大きな問題となっていました。太陽熱は、国の問題と地球の問題を同時に解決できる一石二鳥の計画なのです。

頭の上で輝く光、それは問題解決の光です。

image by World Finance Project

source: The Guardian

James O Malley - Gizmodo UK[原文

(そうこ)