我、科学の名のもとにウミガメ赤ちゃんにかわいい水着を着せんとす

我、科学の名のもとにウミガメ赤ちゃんにかわいい水着を着せんとす 1

楽しんでないもん! 純粋な科学だもん!

ウミガメの生態を調査していない皆さんからすると、ウミガメの糞を集めるのがどれだけ難しいか想像もできないかと思います。

しかし絶滅危惧種であるオーストラリア・アカウミガメを研究しているOwen Coffeeさんにとっては、彼らの食生活のサンプルを取るのはすっごく大事なこと。しかしウミガメの糞は海中であっという間に細かく拡散してしまうんです。水槽で飼育していても確保は難しいとのこと。そこで、クイーンズランド大学で生物学の博士号を取得中のOwenさんは、科学の名のもとにウミガメ赤ちゃん用の水着(オムツ付き)を開発しました。

このウミガメ赤ちゃん用の水着(オムツ付き)に至る前に、糞をキャッチしてくれるじょうごのような道具を尻尾に取り付けるというアイディアも試したそうですが、それはすぐにウミガメたちによって蹴散らされてしまったようです。

Owenさんは地元の古着屋さんで海水浴用の生地を買い込み、製作しました。

ノースリーブで脇が大きく開いたこちらの水着、2カ所で縫い止められており、尻尾のスペースも十分に確保されており、着脱可能な糞収集システムのためのスペースもあります。

あまりの可愛らしさにそれだけで「良くやった! 博士号あげる!」と言ってしまいたくなりますが、機能性も抜群とのこと。Kathy Townsend博士はUQ Newsに次のように話しています

水着はすごく着脱が楽だし、ウミガメにとってもつらくありません。見た目も良いし、Owenは完全な糞のサンプルを集めることに成功しました。

残念ながら尻尾にじょうごを取り付けられるのと、こちらのポリエステルの水着(おむつ付き)を着るのと、ウミガメの赤ちゃんが果たしてどっちがマシだと思っているかは知ることはできません。表情で区別がついたらいいんですが、ウミガメってニュートラルな表情が怒っているように見えるので難しいところです。

彼らの絶滅を防ぐためなので、非常に申し訳ないですが、我慢して水着の中で糞をしていただくしかありません。

source: UQ News via Atlas Obscura

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)