運転中のスマホ利用、Siriを使っても大変危険と判明

運転中のスマホ利用、Siriを使っても大変危険と判明 1

まだ出来栄えが悪いだけ?

日本国内では、すでに運転中に携帯電話を手に持って通話したり、手に持ったスマートフォンの画面をタッチ操作しながら運転することは、道路交通法で違反行為に当たります。でも、最近では、スマートフォンの画面に触れることなく、音声認識アシスタントを通じて、さまざまなタスクがこなせるようになってきましたよね。

運転中のスマホ利用、Siriを使っても大変危険と判明 2

アップルからはSiri、グーグルからはGoogle Now、そしてマイクロソフトからはCortanaという音声コマンドでスマートフォンを操作できるソリューションが提供されています。この行為が、実際にはどれほど安全なのかを、ドライバーにソルトレークシティの市内を運転してもらい、各メーカーの音声認識アシスタントで運転中にスマートフォンの操作。

同時に親指に専用のボタンをつけて、電子的に表示される前方のサインに気づいたら瞬時に押してもらう作業を求め、その反応速度のテストを、交通安全の促進を目指すAAA Foundation for Traffic Studyによって、ユタ大学の心理学者たちがテストしてみましたよ。

運転中のスマホ利用、Siriを使っても大変危険と判明 3

実施した調査の結果が、上のグラフです。数値が高ければ高いほど、ドライバーの注意は散漫になり、危険な運転を強いられていることが示されているものの、どの音声認識アシスタントも惨憺たる結果です! これだと運転中に、たとえ音声コマンドでもスマートフォンは一切操作してはならないなんて新たな法律が定められてしまうかも~。

なお、各自動車メーカーの音声操作に対応した車内エンターテインメントシステムも、今回の調査でテストされましたが、いずれもドライバーの注意をそらさずに操作を完了するレベルの仕上がりではないことが判明。なかには、前方のサインに27秒間も気づかないまま運転を続けるドライバーもいて、間違いなく大事故につながりかねない注意散漫な状態が確認されました。

AAA Foundation for Traffic Studyは、今回の調査目的が、各メーカーのシステムの欠陥を指摘するためではなく、どんな分野で今後の改良が必要かを明確にするためと説明。現時点では、スマートフォンの音声アシスタントは、車内ではSiriよりもGoogle Nowのほうが、より操作性に優れるとの結果に終わっていますけど、これからアップデートが進めば、こうした評価も変わってくることでしょう。

とはいえ、たとえ音声コマンドで操作するにしても、運転中のスマートフォン利用は最小限にするのに越したことはなさそうですよね。危険な「ながら運転」は絶対にやめましょう。

source: University of Utah

Kelsey Campbell - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)