人類で4番目に月面を歩いた男、その体験を絵画にする

人類で4番目に月面を歩いた男、その体験を絵画にする 1

天に二物を与えられた宇宙飛行士。

MY NOSE ITCHESで画像検索すると表示されるこの絵、ご存知ですか? いわゆるインターネットミームなんですが、注目すべきは宇宙飛行士よりもこの作品を描いた画家なんです。

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これを描いたのはアポロ12号に搭乗したパイロットであり、人類で4番目に月面を歩いた男、アラン・ビーン氏

「天は二物を与えず」なんてことわざがありますが、ビーン氏は二物を与えられています。月面を歩いた宇宙飛行士というだけでなく、才能溢れる画家でもあるんですから。絵を描く元宇宙飛行士と言えば、ソ連アレクセイ・レオーノフ宇宙飛行士も同類ですよね。人類で4番目(ニール・アームストロング、バズ・オルドリンそしてピート・コンラッドに次いで)に月面を歩いたNASAの宇宙飛行士がどんな経緯で画家になったのか? アラン・ビーン公式サイトのバイオグラフィーでは、こう説明しています。

メリーランド州パタクセント・リバーでテストパイロットをしていた頃に、初めて絵画のクラスを受けてビーン氏は画家として成長し始めます。初期の作品は花や抽象的な宇宙飛行のモチーフ、そしてセザンヌ、ドガやGreacenなどの模写でした。アポロ12号とスカイラブ3号でのフライトを終えた彼は、スペースシャトルのプログラムで、新たな宇宙飛行士たちの訓練を監督する宇宙飛行士長を務めることになります。次のフライトの準備がいらなくなったのは、アポロ12号で任命されて以来はじめてのことでした。そうやって突如として、昔から好きだった絵画に費やせる自由な時間ができたのです。(…中略…)

「本当に好きかどうかを確かめるために、時間をとってフルタイムで絵を描くことにした。いつものようにそのことをシミュレートしてみたよ。NASAで学んだことなんだけどね。それで、画家になることをシミュレートしてみればみるほど、思っていたよりも難しくなるって気付いたよ。でも好きで夢中になれることでもあったんだ。高額な仕事のオファーはたくさんあったけど、気にもしなかった。私にとって大事なのは絵を描くことで、それを考えない日はないよ」

それでは宇宙を実際に体験した人が描く、月面で活躍する宇宙飛行士たちの絵をお楽しみください。

1995年「A Giant Leap」(月に降り立つ、アポロ11号の船長ニール・アームストロング)

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1985年「Helping Hands」(月で作業するピート・コンラッドとアラン・ビーン)

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1992年「Conrad, Gordon, and Bean: The Fantasy」(月面上のアポロ12号乗組員)

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1993年「In the Beginning」 (1969年7月20日を記念して)

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1990年「In Flight」(かの有名な、アポロ14号のアラン・シェパードの月面でのゴルフ・ショット)

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コチラがアラン・ビーン氏(NASA/NASA)

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米Gizmodoではaerospace artistsという特集の一環として、今回のアラン・ビーン氏以外にも宇宙関連のアートにまつわる記事を用意していますよ。

Attila Nagy - Gizmodo US[原文

(たもり)