火星がどうしてカラッカラの死の星になったか

火星がどうしてカラッカラの死の星になったか 1

なぜこうなった…。

水金地火木土天海冥の火こと、火星。この太陽から地球より1つ遠い第四惑星は、僅かな水分は観測されているものの、基本的には生命体の確認されていない星です。夜は極寒だし大気は激薄で二酸化炭素ばかり。どうしてこんな星になってしまったのか…。その答えをNASAが最新の研究結果により教えてくれました。

いきなり答えを言うと、「太陽風」が原因です。太陽風を構成するプロトン(陽子)や電子の嵐が、太陽から100万マイル/h(時速約160万km)で数十億年間も火星に吹き付けつづけました。それにより、火星の大気は段々と削られていったのです。

この大気の減少が、元は暖かくてより湿っていた火星を現在の冷たく、凍りつくような惑星に変えました。おお太陽よ、もう少し火星に優しくしてくれてもよかったのに…。そしたら火星への移住も現実的だったのに…。

宇宙飛行士かつNASAの科学者であるJohn Grunsfeld氏はこのように語っています。

元々、火星は厚い大気で覆われ、水を液体状態で保全するだけの温かい大気があったようです。火星の大気に起きたことを理解すれば、惑星の大気の変化に関する知識が得られます。微生物の存在しえた地表がそうでないものに変わった原因を知ることは重要で、これはNASAによる火星探査でとりくむ重要な疑問なのです

35億年前の火星には生命が存在しえたと科学者は考えています。人類による有人火星探査は2030年頃に行なわれる予定ですが、ぜひ火星に生命が存在したのかしていなかったのかも解明されるといいですね!

source: NASA via BGR

(塚本直樹)