宇宙の始まりを覗く新型宇宙望遠鏡、組み立て進む

宇宙の始まりを覗く新型宇宙望遠鏡、組み立て進む 1

どんな光景が見られるのかな?

宇宙に打ち上げられた望遠鏡といえばハッブル宇宙望遠鏡が有名ですが、すでにその後継機の開発がNASAで進められています。上の画像は、次世代宇宙望遠鏡となるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。その折りたたみ方式の主鏡の「ウィング」を組み上げたところです。

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はハッブルよりもずっとサイズが大きいことから、折りたたんだ状態で宇宙空間に運び、その後主鏡やシールドを展開します。ハッブルの主鏡が2.4Mなのにたいし、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の主鏡はなんと6.5M! いかに巨大な構造物なのかがわかりますね。

メカニカルインテグレーションエンジニアのAdam Carpenter氏によると、それぞれのウィングの取り付けには最大で16時間以上もかかるそうです。作業はクリーンルームで行なわれ、「特定の工程を担当する複数のグループによる、デリケートな作業」だったんだとか。なんだか、息の詰まるような話ですね。今後、この骨組みには18枚の反射鏡が取り付けられます。

宇宙の始まりを覗く新型宇宙望遠鏡、組み立て進む 2

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はハッブルよりも遥かに遠い、地球から100万マイル(約160万キロ)先のラグランジュ点L2に設置されます。またハッブルとは異なり、赤外線を観測することで135億年前の宇宙や私達の銀河の星や惑星の秘密を探ります。

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げ予定時期は2018年。まだまだわからないことだらけの宇宙ですが、きっとこの新型宇宙望遠鏡がたくさんの新しい発見を届けてくれることでしょう!

image by edobric / shutterstock.com

source: NASAナショナル・ジオグラフィック

(塚本直樹)