あなただけのために。3Dプリントで作るカスタマイズお薬

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3Dプリンターから、コロコロとでてくる私だけの錠剤。

処方箋を渡し、薬剤師さんが量をはかって数えて袋につめてくれるのを待つ。そんな薬局の風景が、近い未来では変わるかもしれません。薬局の中心にデンと陣取るのは…3Dプリンター!?

アメリカ心臓協会(AHA)曰く、薬局での流れをコンピューターのアルゴリズムにまかせる実験が進んでいるといいます。患者の医療データをマシンに繋ぐことで、3Dプリンターがその患者特有の成体特徴を加味し、その人にあったその人だけの薬を作るというのが、この研究で行なわれていること。研究に参加しているのは、ウェイクフォレスト大学、コロンビア大学、ノースカロライナ大学で、その内容はAHAのサイトで公開されています。

3Dプリンターの最大の魅力は、薬だろうと車部品だろうと、カスタマイズが非常にやりやすいというところ。そのカスタマイズ力の高さがあれば、個人の年齢や体重、人種、腎臓や肝臓の機能といったことにあわせ、薬を最適量に調整することができるだろうというのが、3Dプリンターを現場に持ち込む最大の利点となります。実験では、患者の医療情報をもとに80錠の錠剤をプリント。それぞれが、各個人むけに124ミリから373ミリという幅で量を調整されています。

個人に対して細かい薬の調整ができれば、より効果的な作用が得られるとともに、副作用の可能性も軽減にも繋がると期待されています。現段階ですでに実験は成功していますが、今後、精度向上やコスト低下など、さらなる改良を続ける予定です。

image: Shutterstock

source: American Heart Association

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文

(そうこ)