ブロックを積むロボット。建設現場がロボット開発に最適な理由

正確に、確実に、そろーっと、よいしょーっと。

スイスのチューリッヒにあるSwiss National Center of Competence in Researchが、「In-situ Fabricator」と呼ばれる建築ロボットを開発しました。巨大なアームを使って行なう作業は、ブロック積み。あらかじめプログラムされた通りに、ブロックをさまざまなデザインで積むことができます。ホイール付きなので、現場をロボット自身で移動することも可能。

ロボットには、コンピューター2台のほか、2Dレーザーファインダーやセンサーが搭載されているため、あっちだこっちだと人から指示されることなく移動ができます。同時に現場の3Dマップまで作成できるという、マンパワーフリーの非常に賢いロボットとなっています。どんな現場でも、たとえ想定外の事態がおきても対応できるロボットとして注目が集まります。

現代のロボット開発では、言われたことを定位置で黙々とこなし続けるタイプではなく、刻一刻と変わる状況に対応できるスマートなロボットが開発のゴールとなってきました。人間も聞いてて耳が痛いところがありますが、自己判断できてその場で柔軟に対応できるというのは、人でもロボットでも重宝されるのです。

研究を率いるJonas Buchli教授は、ネタ元のロイターのインタビューにて、建設現場はロボット研究者にとってまさに理想の環境だと語ります。その理由は、室内の研究室のように完璧な事前計画があり制御も可能という環境と、カオスな屋外環境が、いい具合にミックスされているからなんだとか。確かに言われてみれば、事前準備と現場でのその場での対応、どちらも非常に需要ですものね。なるほど、建築現場でやっていけるロボットは、どこでもやっていけるってわけです。

ネタ元のロイターで、ロボットが実際に動いている映像も公開されています。

image: Top GIF via Reuters/YouTube

source: ETA Zurich via Reuters

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文

(そうこ)