何度かたちを変えても目が素晴らしい新種のゲンゴロウに拍手

何度かたちを変えても目が素晴らしい新種のゲンゴロウに拍手 1

それよりこの昆虫....笑ってない...?

サンバースト・ダイビング・ビートルといわれるゲンゴロウの一種は焦点が2つある二焦点レンズのおかげで非常に良い視力を持っています。幼虫から成虫になるべく何回か脱皮をするのですが、その度に目の形は作り直されるそうです。

下の画像ではサンバースト・ダイビング・ビートルの2つの異なる段階を見ることができます。この2つ、かなり違っていますよね。成虫として完成するまでに3つの段階を経るのですが、毎回大きく形を変えるようです。高性能な目を持っているだけに、脱皮のたびに目も含めて大きく姿が変わる点に科学者の皆さんは感心しているんですね。成虫の目は2つの焦点レンズを備えていて、遠くのものも近くのものも非常に正確に見ることができます。

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研究者たちはこの虫が脱皮期間にどんなプロセスで目を変形させているのか調べました。ステージ2の状態からステージ3の状態に脱皮をする様子を観察し、特に虫の目の形成をより詳しく観察したそうです。

研究結果はすばらしい発見もありましたが、残念なものでもありました。というのも、脱皮が始まって1時間が経ってから調べてみたところ、もうすでに昆虫の目の構造が存在していたそうです。こんな高性能な目が1時間足らずで作られているということがわかったのは収穫ですが、形成途中を観察できなかったことは残念!ということですね。

どんだけ高機能でもゲンゴロウはゲンゴロウ。自然には自分の何十倍も大きい補食動物ばかりなわけです。脱皮も、時間がかかりすぎると食べられちゃう可能性が高まることを考えると納得の早さです。8時間ほど経つとレンズが上手く調整され、明瞭に見えるようになるようです。

それにしても一時間で新しい目を作るっていうのは感心です。

Top image by Elke Bushbeck/University of Cincinnati.

Second image by Lisa Britton/University of Cincinnati

source: Rapid and step-wise eye growth in molting diving beetle larvae

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)