タイムカプセルに入れると…未来には再生できないものって?

タイムカプセルに入れると…未来には再生できないものって?  1

USBメモリーでもダメになるんじゃ?

音楽や映像そのものが消えることはなくとも、その再生手段がなくなってしまうことって多いみたいですね。レコード盤なんて出てきても、眺めるだけで、そこに収められている音楽を聴くことができない。あるいは、ビデオテープを発見しても、もうそれを再生するビデオデッキなんてありませんという人だって多いのではないでしょうか。

このほどイースタンコネチカット州立大学の学生寮に入った若者たちは、しばらく使用されていなかった靴箱の中から、カセットテープに収められたタイムカプセルメッセージを発見。エリザベス、ミッシェル、レベッカ、カレンという4人の女子学生が、2001年12月18日に残したメッセージが含まれているらしいのですが……。

なんとケースに入っていたカセットテープそのものの保存状態は問題ないものの、発見者たちはいずれも再生方法がなく、どうやっても残されたメッセージを聞けないままに終わったそうですよ。どんなドッキリメッセージが入っていたのか、皆さん興味津々だったみたいですけど。

この出来事は、地元のニュースでも流されて、ちょっとした話題になりました。というのも、何十年も前のタイムカプセルが地中から掘り起こされたわけではなく、9.11のテロ事件が発生してから、わずか3カ月後に録音されたと思われるメッセージを、いまの若者は再生できなかったわけです。そういえば、カセットテープデッキがなんなのか、まったくわからないという子どもたちも増えているそうですしね。

いまは当たり前のメディアでも、ほんの10年も経てば、使いものにならないというものは、テクノロジーの進化スピードが上がっている現代では、多々あるのかもしれませんよね。カセットテープの次はMDディスクを再生できない世代が存在しているはずです。昔は一般的だったフロッピーディスクだって、いまではとっくに過去の遺物。ということは、CDやDVD、USBメモリーに入れられたメッセージだって、少し先の未来には再生すらできなくなるのでは?

やっぱり将来に残したいものは、昔ながらにに書いて伝える手段が、最も確実だったりするのでしょうかね。ちなみに、今回の女子学生たちのタイムカプセルメッセージは、イースタンコネチカット州立大学が本人たちと連絡を取って、無事に持ち主のもとへ届けられたそうですよ。どんな思い出のメッセージが入っていたのか、そもそも再生することができたのかどうかは現時点でも明らかにされていませんけどね~。

image by NBC Connecticut

Matt Novak - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)