スノーデンを引き渡しから守る決議、EU議会で採決される

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これまでにない大きな一歩となるか?

何年にも渡る活動家達からの声についに負けたのか、EU議会は先日、エドワード・スノーデン氏を保護するようEU参加国に呼びかける決議を採決しました。この場合の保護とは、内部告発者としての、すべての容疑を取り消し、米国への引き渡しを拒否するということです。

ロシアに長く亡命しているスノーデン氏にとっては、今までにない朗報となります。勿論、この件についてツイッターでコメントを出しました。

巨大な圧力に屈することなく、EU議会が285票対281票で僕への容疑を取り消し、
引き渡しを拒否することを採決したとニュースで読んだ。大きな転換だ。

しかしながら、この採決がどれだけの効力を持つのかは、いまだ分かりません。この決議そのものに法的強制力はなく、決議に賛成した国は米国と引き渡し協定を結んでいます。しかし、世界中の注目を集めることになるし、わずかな差ではあるものの欧州議会議員の過半数がスノーデンを内部告発者であり、国際的な人権擁護者であると認め、引き渡しや第三者による送還から彼を守ることに投票したのは、決して小さな出来事ではありません。

ベルリンで活動しているスノーデン氏の弁護士、Wolfgang Kaleck氏は採決を「遅すぎた一歩」とし、EU参加国に即座に決議を導入するよう要請しました。一方、米国は当然ご機嫌斜めです。

「我々の立場は変わりません」と話すのは国家安全保障評議会のスポークスマン、Ned Price氏。彼はニューヨーク・タイムズに対し、「スノーデン氏は米国で国家機密の漏えいで重罪の容疑がかけられています。よって、法的手続きに従って裁判を行うため、スノーデン氏は可能な限り早く帰国すべきです」と語りました。

とりあえず言えるのは、もしEU参加国のどれかが受け入れを表明したら、スノーデン氏にとっては大勝利でしょう。シシリー島の天気はモスクワより心地いいでしょうしね。

source: Wired, New York Times

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

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