カザフスタンで巨大地上絵発見、大き過ぎてNASAが空から観測

カザフスタンで巨大地上絵発見、大き過ぎてNASAが空から観測 1

その数260ヵ所

カザフスタンのトゥルガイは、ただのだだっ広い平原のように見えるかもしれません。でもここ数年、考古学者によって200ヵ所以上の巨大な地上絵が発見されています。それはあまりに巨大で、地上からは認識できないほどなんです。ニューヨーク・タイムズによれば、その目的はまだわかっていません。

それは「ステップ地上絵」または「トゥルガイ地上絵」と呼ばれていて、カザフスタンの考古学好き経済学者のDmitriy Dey氏が2007年にGoogle Earthを見ていてたまたま発見しました。一見何もない場所をクリックしたとき、彼は平原上に明らかなパターンを見たのです。そこには十字や四角形、卍型、丸などなどの図形がありました。それらを形作っているのは高さ3フィート(約90cm)ほど、幅30フィート(約9m)ほどの盛り土です。そんな地上絵は、今わかっているだけで260ヵ所にあります。

ニューヨーク・タイムズによると、NASAでは先週、この地域の衛星写真撮影をISSの宇宙飛行士のタスクリストに加え、また2012年にさかのぼる画像もいくつか公開しました。

カザフスタンで巨大地上絵発見、大き過ぎてNASAが空から観測 2

ニューヨーク・タイムズのRalph Blumenthal記者は、何人かの研究者と話しています。地上絵を最初に発見したDey氏は、これらがイギリスのストーンヘンジのように「日の出の太陽の動きを追うための観測所」ではないかという仮説を示しています。ウィニペグ大学のPersis B. Clarkson氏は、これだけの規模の構造物を作るのにはかなりの人数が必要となることから、「洗練された大規模な人間の組織が成立した時期」について再考を促される発見だとしています。

地上絵といえばペルーにあるナスカのものが有名ですが、その理由は見やすさでもあり、ペルー政府が研究を支援しているからでもあります。現在はNASAの支援もあり、カザフスタンの地上絵も、少なくとも遠くからはもっと詳しく見ることが可能になりました。

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NASAの宇宙飛行士と古代文明の研究者が協力しあうのは意外な組み合わせかもしれません。でもNASAは1980年代以来、衛星でも有人ミッションでも、そこに搭載されたセンサー技術が発達するにつれ、考古学プロジェクトに協力するようになっています。

1980年代にはスーダンのレーダースキャンによって、スペースシャトルから「古代の水路」が発見されました。1990年代には、NASAとナショナル・ジオグラフィックが共同でリモートセンシング技術を使ってマヤ文明の研究に取り組んでいます。

この技術がもっと進んだら、古代についてどんなことがわかるんでしょうか。宇宙探索が進めば進むほど、この小さな地球にもまだまだ知らないことがあるって気づけるんですね。

source: NYTimes via NASA(123

Kelsey Campbell-Dollaghan-Gizmodo US[原文

(miho)