ジェフ・ベゾス氏のロケット、地球への再着陸に成功

宇宙空間へ気軽に行ける未来へ、大きな大きな第一歩。

今年4月に打ち上げに初めて成功したジェフ・ベゾス氏のロケットが、そのとき失敗していた地球への着陸にも成功しました。ベゾス氏の会社、Blue Originの宇宙船New Shepardは、美しくコントロールされながらしっかりと地上に降りてきたのです。

上の動画で、Blue OriginはNew Shepardの最新の打ち上げの様子を公開しています。テストミッション中、New Shepardを構成するBE-3ロケットエンジンとクルーカプセルは高度62マイル(約100km)まで上昇、その後まずクルーカプセルがパラシュートを使ってゆっくり着陸してきました。

さらにBE-3ロケットエンジンも高度5000フィート(約1,500m)で再燃焼して速度を下げ、自律的に降下し、きれいな垂直着陸を遂げました。着陸時の速度は時速4.4マイル(約7km)でした。

ベゾス氏はこう言っています。

非の打ち所のないミッションだった。高度32万9839フィート(約100km)にまで上昇し、高高度の風速199マイル(約320km)の横風を抜け、着陸台の中央からわずか4.5フィート(約1.4m)の地点に無事着陸した。

彼はまた「(BE-3ロケットエンジンは)『使用済みロケット』という稀少な生き物だ」とも言っています。

Blue Originは、New Shepardを使った有人飛行も2010年代後半に計画しています。New Shepardはブースターロケットと3人乗りのクルーカプセルで構成されており、数分間で地球の低軌道に人間を運んで、さらに地球に戻るべく作られています。そのロケットが、今回のテストミッションで無事地球に帰ってきたというわけです。

イーロン・マスク氏のSpaceXもロケットをはしけに着陸させようと挑戦し続けていますが、いまのところは失敗に終わっています。でもマスク氏もBlue Originの成功を祝しつつ、Space Xとの違いを説明しています。

今回New Shepardが到達して帰ってきた「宇宙空間」に行くのにはマッハ3が必要だけど、Space Xが目指している地球静止軌道に行くのにはマッハ30が必要ってことですね。そしてそのためのエネルギーは、前者が9なら後者は900、つまり難易度が相当違うのだと。

ともあれ、ジェフ・ベゾスさんとBlue Originのみなさん、おめでとうございます!

source: Blue Origin via Engadget

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(miho)