過去に葬られた研究から新たな発見を。脊髄損傷の研究に大きな一歩

過去に葬られた研究から新たな発見を。脊髄損傷の研究に大きな一歩 1

まだまだ宝の山が埋もれているのかも。

医療が発達した今日でも脊髄は一度損傷すると治すことがとても難しいとされています。その脊髄損傷と高血圧の大事な関係をカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究者らがNature Communicationsに発表しました。

といっても新しく大規模なスタディをしたわけではなく、過去のたくさんの研究データから導いたそうなんです。一体どういうことでしょうか。

今回の研究は20年も前にUCSFの研究者らによって行われた6000万ドル(約72億円)相当の研究をメタアナリシスしたもの。しかも、Ayasdiというソフトウェア会社と協力してマシーン・ラーニングを使っています。

Ayasdiの使うトポロジカル・データ・アナリシス(TDA)とマシーン・ラーニングを組み合わせることで、人の手助けなしにビッグ・データの中に隠れているパターンを見つけ出したそうで、代表のCarlssonによるとこれは「従来の仮説駆動型の科学とは反対」のプロセスです。

そもそも仮定さえしていなかった関係が過去の膨大な研究から導き出されるなんて革新的ですよね。今回の研究によって脊髄損傷後・手術前の血圧コントロールが有効である可能性が見つかりました。今後もいろいろな分野に応用されて研究が進むといいですね。

source: Fast Company

(ケンタロー)