逆転の発想。産んだ卵を美味しくコーティングして生き延びる虫

逆転の発想。産んだ卵を美味しくコーティングして生き延びる虫 1

うぉぁ、画像が怖い。

生きものの知恵というのは本当おもしろいですね。そんなのもアリなんだ!と驚くことばかりです。例えば、上の画像のちょっと姿が恐ろしい虫、Extatosoma tiaratum(ユウレイアシナナフシ)は、産んだ卵を美味しくおいしーくコーティングすることで、生存率を高めているのです。

自然界では、生きものの卵なんてとにかく危険に晒されているもの。食べられないようにどう守るかが課題のはずなのに、その卵を美味しくコーティングするのがユウレイアシナナフシ。まさに逆転の発想なのです。ユウレイアシナナフシの卵のコーティングは、ある蟻の大好物。美味しくて美味しくて、我慢できない!という代物。なので、蟻は卵を見つけると、ご馳走として巣に持ち帰ります。

卵のまわりのコーティングを美味しくぺろりと食べ終わったら、あとはゴミとして捨てるわけですが、この蟻にとってゴミとなる部分が実際の卵なのですね。そうすることで、卵は蟻の巣の中で外敵の心配もなくまったり安全に過ごせるというわけ。さらに、孵化した後も幼虫は蟻のフリをしてしばらくは巣の中で過ごすというのですから、見事な作戦です。

さて、成虫しても生きるための美味しさは続きます。外敵から身を守るために普通なら毒を発射するのに、この虫はグルメな粘液を発射し、この粘液がピーナッツバターのような匂いなんだとか。一部の研究者曰く、お酢とトフィーをミックスしたような匂いとも。まぁ、とにかくピーナッツバターのような香りなら美味しそうってなもんです。こんな美味しそうなネバネバを体にぬりたくって、これで身が守れるってんだから、昆虫の世界は不思議なもんです。

卵から成虫まで、一生を美味しく過ごす虫の話でした。

image: Rosa Pineda

source: toronto zooInsectOnline

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(そうこ)