サソリのしっぽを持つスコーピオンフライ、でもそのしっぽ刺しません

サソリのしっぽを持つスコーピオンフライ、でもそのしっぽ刺しません 1

安心してください。 刺しませんよ!

スコーピオンフライはその名の通り、スコーピオン(サソリ)のような姿をしています。大きなクルッと曲がったサソリの針のようなしっぽが特徴です。でも、そのしっぽ、刺さないんです!それでも触りたくはないですけどね。

スコーピオンフライはヨーロッパでは夏場によく見られるハエ。とくに良いことをしてくれるハエではないんですが、一応害虫を食べてくれます。でも捕獲はしないで、死んでるのを食べるだけ。生きてる獲物を食べる唯一のケースは、クモの巣に引っかかってる獲物を横からいただくときのみだそうです。

とくに害のないハエですが、一見するとそんな風には見えませんよね。サソリみたいなしっぽはちょっと怖いです。この刺さないのにコワモテのしっぽは、おそらく敵を威嚇するためのもの。もしかすると生物学的に奇妙な偶然の一致なのかもしれません。もちろん、人間もこのサソリみたいな形のしっぽをしているハエをつかんだら、びっくりして離してしまいますよね。

サソリのしっぽを持つスコーピオンフライ、でもそのしっぽ刺しません 2

なので怖がらなくていいんです。でも触ってはダメですよ。この曲がったしっぽ、実は生殖器なんです。オスのしっぽの先っぽにはハサミみたいなのがついていますよね。見た目通り、そのハサミで交尾をしている間、メスをはさむんです。なぜオスはメスをはさまなきゃいけないかというと、虫の世界でよくある交尾のあとにメスがオスを食べちゃうから食べられないように自分の唾液の塊をメスにプレゼントして、それを食べさせてる間にことに及びます

なので、このスコーピオンフライが飛んできても、怖がらなくて大丈夫です。唾液の塊でももらっておきましょう。

image by Richard Bartz

Esther Inglis-Arkell - Gizmodo US[原文

(リョウコ)