食用の虫を自宅で育てると、食生活がいろいろとエコに

2015.11.16 09:00
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ちょっとエクストリームな地産地消。

こちらはLIVIN Farms Hive、食用の虫を育てられるガジェットです。虫なんて食べるかい!と思われるかもしれませんが、虫を家で育てて食べることで、我々の食生活をものすごくエコにできるらしいんです。

たとえばベランダでレタスとかプチトマトとかちょっとした野菜を栽培したりすると、(うまくいけば)新鮮で美味しい野菜が食べられるし、買うより安く済みます。それに、お店で買うとしたら畑からお店まで運んでくるのにガソリンが使われて、二酸化炭素が排出されてしまいます。でも自宅で作って食べるんなら、その分環境に優しくなれるんです。


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現在Kickstarterで出資募集中の「LIVIN Farms Hive」にもまったく同じメリットがあり、さらにこれなら動物性タンパク質をしっかり確保できます。育てる虫はミールワームで、そこには牛肉と同じくらいのタンパク質や豊富なビタミン、ミネラルが含まれているんです。そして牛の場合は牧草を育てる巨大な土地とかそれを維持する大量の水とかが必要ですが、ミールワームはこのデスクトップサイズの箱に収まり、エサも普段捨てている野菜くずで間に合います。


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しかもLIVIN Farms Hiveではケアも簡単で、エサやりや掃除は1週間に1回でOK。内部は虫にとって快適なようにセンサー搭載で、空調もしっかりされています。ミールワームが入ったスターターキットをセットしてから8~9週間で、成虫誕生→交尾→産卵→幼虫(これが食用になる)、とライフサイクルが回り、「収穫」できます。幼虫の一部はまたさなぎの段階でスターターキットと同じ場所に戻せば、ずっと収穫し続けられます。


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しかもこれ1台で、1週間に200~500gもの虫が収穫でき、それだけあれば4~5食分まかなえそうです。味も意外と美味しく「ちょっとナッツのような」感じだそうで、揚げてよし、ハンバーグに混ぜてよし、スープやサラダによし、だとか。


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これを作ったLIVIN Farmsの創業者はオーストラリアのデザイナー、Katharina Ungerさんは「これによって、現在の非効率的な食肉大量生産が過去のものになりうる」と言っています。

すでにプレオーダーは数百件受け付けているそうで、Kickstarterでも記事執筆現在183人が支援者になっています。価格は699ドル(約8万4000円)ですが、Kickstarterで早めに申しこめば499ドル(約6万円)で入手できます。


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Ungerさんは、かつて西洋ではじゃがいもや寿司、生魚などが人間の食べ物だと思われていなかったことに触れて「虫だってブランドを変えられるはず」と言っています。虫=オエー、じゃなくて、虫はエコ!っていう方向にシフトしようってことですよね。日本でもイナゴとか蜂の子とか食べる人は食べるし、実は全然ありえない食べ物じゃないのかも…?


Image by LIVIN Farms
source: LIVIN Farms Hive via FastCompany

(miho)

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