緊急時のためにデザインされた日本発の「筒」

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できれば考えたくない「いつか」のために。

シンプルという言葉がぴったり合う状の肩掛けボトル。その中身には、沢山の知恵が詰まっているようです。

デザインスタジオNendoが発表したMINIM+AIDは、3.11から災害対策に取り組んできた日本で生まれた、国産デザインの防災グッズです。しっかりと考え込まれたデザインには必要最低限が揃っているだけでなく、今までの防災用品とは中身もルックスも異なりそうです。

滑らかな表面のメタル素材はウォータープルーフ。わずか5センチ幅というかなりコンパクトな形状が特徴です。肩から下げられるストラップは見た目の通り、両手を塞がれて行動が制限されることもなく便利そうです。

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気になるのが、その中身と仕組み。画像の通り、5つのパーツに切り離すことができる構造になっています。言い換えると、5つの部品が1つの筒に。これは大きなリュックサックの中に詰め込まれた中身を探るのと比べて、いざというときに必要なものが簡単に手に届きそうです。

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パーツのトップにあるのは、ラジオ。緊急時に役立つ大切な情報にリーチできます。手回し式なので、バッテリーを気にする必要がありません

さらに付属のUSB差し込み口によって、スマホの充電も可能な仕組みになっています。どれほど時間がかかるか分かりませんが、万が一の停電時には、かなり有り難いものです。

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また暗闇を明るく照らしてくれるであろう、LEDランタン。これもUSBで充電可能です。

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さらに万が一の供給不足に役立つ飲用水のほか...

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ウォータープルーフのレインコートも。これは緊急時の雨よけのほか、防寒効果にもなりそうです。

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最後に、救急箱。絆創膏や小さなハサミ、薬など...応急手当に役立つ一般的な物品が備えられています。特定の薬や何か必要となりそうなものも一緒に入れておくとなお安心。

非常時×デザインといえば、これまでにも数々のアイデアが形となってシェアされてきていますが、今回のMINIM+AIDも、いざというとき確かに役立ちそうなものばかり。本当はあれもこれも大事なものを抱えて避難したいけれど、まずは筒を1人1本確保しておくのも良いかもしれません。ご家庭や、離れて住む大切な家族、親戚にも。最低限のものを備えておくのにも、持ち運ぶのにも、実用面でも...いつか、しっかり考え込まれたデザインに救われる日が来るかもしれません。

source: Nendo via designboom

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(Rina Fukazu)