フェイスブックはますますグーグル化? マーク・ザッカーバーグの野望

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成長すればするほど、同じ土俵へと。

今年の夏、フェイスブックは1日に10億人がログインするというひとつのマイルストーンを超えました。フェイスブックはどこまで成長するんでしょうか? マーク・ザッカーバーグCEOや同社幹部がFast Companyのインタビューに応じ、今後の展望を語っています。それによると、フェイスブックの未来は、まるでグーグルみたいなんです。

そのFast Companyの記事トップにあるザッカーバーグ氏の横顔写真は、彼のロボットっぽいイメージを払拭…していません。なんだかのっぺりしたろう人形みたいな、スタートレックに出てくるアンドロイドのデータみたいな写真です。

でもたしかに、フェイスブックが今やろうとしていること全部をこなすには、ロボットにならなきゃいけないかもしれません。ザッカーバーグ氏のTo Doリストには、「世界トップクラスのニュースフィード、トップクラスのメッセージサービス、トップクラスの検索サービス、トップクラスの広告システムを構築し、バーチャルリアリティを発明し、ドローンを作る」なんてことが並んでいるんです。

やることがやたら多いし、しかもグーグルがやろうとしてることとかなりかぶっています。ザッカーバーグ氏はそんな反応に先回りするかのように、グーグルに軽いジャブも打っています。

「イノベーションのやり方にはいろいろあります」。彼は、ラリー・ページにも、グーグルにも、アルファベットにもまったく言及せずに、彼らとの違いを強調する。「種をたくさんまいて、そのうち何かにコミットすることはなく、ただどれが育つかを見るというのもひとつです。僕たちはそういうアプローチはしませんでした。我々にはミッションが最初にあって、そこから必要なピースにフォーカスし、それらを深め、コミットしていくんです」

つまり、グーグルみたいにあれこれ手を出しっぱなしじゃ収集がつかないでしょということでしょうか? フェイスブックはほんの6つとかにフォーカスしてるんだから、アルファベットの26個以上も何かしようと思ってる会社より優れているってことでしょうか? でもフェイスブックの「ミッション」とは以下のようなもので、これを読むとますます、グーグルの「次の10億」と同じように思えるんです。

フェイスブックのミッションは「世界中のすべての人に共有する力を与え、世界をよりオープンでつながったものにすること」だとザッカーバーグ氏は語る。彼は今、未来のプロジェクトのマネジメントに自分の時間の3分の1を割いていると言う。「これは失敗できません。ミッション達成のためには、ここで成功させなくてはいけないのです」

ザッカーバーグ氏はどこまでグーグルを意識しているんでしょうか? フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOOは、ホームパーティでスモア(マシュマロを焼いてチョコレートと一緒にグラハムクラッカーにはさんだお菓子)を作ったときのことをこんな風に振り返っています。

マークは「僕がマシュマロを作る」と言ったんです」サンドバーグ氏は、彼女がスパイダーウーマンになった絵を飾った会議室でこう教えてくれた。「私は友だちに、『彼なら完ぺきなマシュマロを作るわよ』と言いました。だって彼は私たちの中では、すごくがまん強いと思われているんです。正しいマシュマロの作り方は、まず火の中に突っ込んだら焦がしてしまうし、その場を離れてもいけないし、5分とか10分、マシュマロを火にかざして、待たなくてはいけません。火に近づけすぎず、完全に熱しながらも焦げないようにしなきゃいけないんです。

それを実際やる気がある唯一の人が、マークなんです。彼にはそれだけの集中力と覚悟があるんです。マーク・ザッカーバーグより忍耐強い人は、見たことがありません。」

きっとバーベキューパーティか何かで本当にスモアを作ったんでしょうが、でもよりによって今「マシュマロ」を焼くなんて、意図的な発言なんでしょうか? そういう意味では、フェイスブックはマシュマロ(を作る会社)を焦がさないどころか、むしろ焼き尽くそうとしているのではないか、そんな風にも思えます。

Alissa Walker-Gizmodo US[原文

(miho)