史上最初(のひとつ)のバイラル動画、作者は今何を思う

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小さな地球、たくさんの核兵器、世界の終わり。

2003年、「The End of the World」と題された初期のFlashアニメーションがWebサイトeBaum’s Worldに登場しました。それはiPhoneも、YouTubeもまだ存在していない時代に、ウイルスのように広がりました。その作者は当時10代の学生でしたが、彼は今どうしているんでしょうか?

その動画のアニメーターでナレーターでもあったJason Windsorさんは、今ではもう1歳半の子どもを持つお父さんです。Micが彼を探し当て、インタビューをしています。Windsorさんは元々、アニメーションや映画制作の仕事をしたいと考えていたそうですが、この動画をきっかけに広告の仕事がオファーされるなどして、現在も動画制作を仕事にしています。

Windsorさんは当時を振り返り、彼の素朴なアニメーションが捉えようとした時代の空気について思いを語っています。それは、今起きていることと考え合わせると、ヘビーでもあります。

多分アメリカは当時、もうイラクに侵攻していたと思います。これを作ったとき、僕らは世界の状況のこと、特に核兵器のことを話していました。当時と比べて、変わったこともあれば、変わらないこともありますね…。

あの頃アメリカがやっていることに僕らは納得できなくて、昔やり尽くしたことをまたやっているだけみたいに感じていました。つまりどこかに行って、未来の世代の敵を増やすっていうことです。

この動画が作られた2003年は、アメリカがイラク侵攻を始めた年で、ジョージ・W・ブッシュ政権がいつ終わるかも見えませんでした。そんなときこの動画が登場し、まだしっかりした動画共有プラットフォームもないネットの中で支持されていったんです。12年前の動画とはいえ、その背景にある思いは、現在にも完全に通じている気がします。

source: Mic

Adam Clark Estes-Gizmodo US[原文

(miho)