ロシアの極秘核魚雷計画、TVがうっかり流す

ロシアの極秘核魚雷計画、TVがうっかり流す 1

ほんとにうっかりか、それとも意図的か…。

ロシアのソチで行われた軍事会議を取材していたロシアのTVクルーが、本来は放送すべきでない文書を撮影し、それを放送してしまいました。その内容は新開発の核魚雷のデザインの詳細で、敵の沿岸施設に「耐えられないほどの確実な損傷」を負わせるものとされていました。

RTによると、その会議には多くのTVクルーが入っていて、「海洋多目的システム:ステータス6」というタイトルのスライドを撮影していました。その中には、新しい核潜水兵器システムの詳細が記されていたらしいのです。そしてロシア政府も、その映像が公開厳禁の「機密データ」だと認めました

問題の箇所は1:45です。

「映像に機密データの一部が入っていたのは事実で、その後削除された」と大統領報道官のDmitry Peskov氏は認めました。「我々は、このようなことが再び起こらないことを願う」

ただ、この情報が意図的に漏らされた可能性もかなり高いです。遠回しに軍事力を誇示しようということです。BBCによれば、ロシア政府発行の新聞ロシースカヤ・ガゼータが同じ兵器について図なしで詳細に伝えていて、さらにコバルト爆弾についても書かれていたようです。

ロシースカヤ・ガゼータではそれを「ロボット式ミニ潜水艦」とし、最高時速185kmで、「音響追跡装置その他のわなをすべて回避」できると言っています。

RTでも、その「核魚雷」についてこう書いています。

スライドの脚注では、ステータス6は敵軍に対し「耐えられないほどの確実な損傷を負わせるべく作られている」と書かれている。それが「敵の沿岸地域」で爆発すれば「幅広い地域での放射性物質汚染」が起き、そのため当該地域は「軍事、経済、ビジネスまたは他の活動」に「長期間」に使えなくなるとされる。

スライドの情報はぼやけているが、それによると、このシステムは巨大な魚雷である。「自己推進水中車両」として作られ、射程距離は最大1万km、水深は最大1,000mまでで動作可能になっている。

そのようなシステムが実際開発されているのか、このスライドはロシア軍が持ちうる選択肢のひとつを示したに過ぎないのかは、不明なままである。しかしリークされた文書によると、この兵器システムはルービン設計局により開発され、核を燃料とする潜水艦「プロジェクト09852」と「プロジェクト09851」に搭載される可能性がある。

たしかに威勢の良い情報が詳細に漏れすぎてて、わざとっぽい雰囲気がありますね。でももし本当にアクシデントだったら、誰かが消されちゃったりしそうで怖いです…。

source: RTBBCRossiiskaya Gazeta

George Dvorsky-Gizmodo US[原文

(miho)