Windows 10のメジャーアップデートで登場した新機能を紹介

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先日、「Windows 10」で初となるメジャーアップデートが公開され、要望のあった多くの機能が追加されました。たとえば、タイトルバーの色の変更が可能になり、スタートメニューが改善されたほか、(ついに!)Windows 10ライセンスのアクティベーションもしやすくなりました。

Windows 7や8のプロダクトキーを使ったアクティベーションがようやく可能に

今回のアップデートにより、Windows 10をインストールする際に、Windows 7、8、8.1のプロダクトキーでアクティベーションできるようになりました。Windows 10をクリーンインストールするためだけに、この「Windows 7をインストールして、アップデートして、最初からまたインストールする」という手順を踏む必要がなくなりました。これからは、すべてがもっとずっとスムーズになるはずです。

この変更は、Windows 10をすでに搭載しているコンピューターには影響しませんが(ハードウェアが自動的にアクティベーションするため)、まだアップグレードしていないコンピューターがあるなら、今後はずっと簡単にできるはずです。

スタートメニューにもいくつかの改善点が

Windows 7のファンを喜ばすほどではありませんが、スタートメニューについても、今回のアップデートでいくつかの点が改善されました。まず、1つの段組の中にタイルを4つまで並べられるようになりました(「設定」>「パーソナル設定」>「スタート」>「タイル数を増やす」)。

スタートメニュー全体では、これまでの512個よりも多くのタイルを表示できるようになりました。正確には、2048個です。コンテキストメニュー(ショートカットメニュー)も、以前より一貫性のある見た目になりました(もっとも、デスクトップとはまだチグハグしていますが)。

Windows 10のスタートメニューでは、ときどき「おすすめのアプリ」が表示され、インストールするよう推奨されることがありました。ありがたいことに、今回のアップデートにより、この表示を簡単にオフにできるようになりました。「設定」>「パーソナル設定」>「スタート」で、「ときどきスタート画面におすすめを表示する」をオフにするだけです。

タイトルバーの色設定が復活

ちょっとおかしな話ですが、Windows 10では、スタートメニューとタスクバーの色はカスタマイズできるのに、ウィンドウのタイトルバーの色はカスタマイズできないようになっていました。今回のアップデートにより、ようやくタイトルバーの色をカスタマイズできるようになりました。

「設定」>「パーソナル設定」>「色」の順に選択し、「スタート、タスクバー、アクションセンター、タイトルバーに色を付ける」のオプションをオンにすれば、すべてのデスクトップウィンドウのタイトルバーで、色をカスタマイズできます。

ビルトインの「デバイスの検索」機能が追加

米Lifehackerでは以前から、盗難にあったノートパソコンを見つけて追跡するために、「Prey」などのアプリのインストールをおすすめしていました。それが機能を強化するための優れた選択肢だという点は変わりありませんが、今後は、わざわざインストールする必要はなくなりました。

Windows 10に新たに追加されたビルトインの「デバイスの検索」機能を使えば、紛失したり盗まれたりしたノートパソコンやタブレットを追跡することができます。「設定」>「更新とセキュリティ」>「デバイスの検索」から、「定期的にデバイスの位置情報を保存する」をオンにすれば、この機能が有効になります。

さらに賢くなったCortana

パーソナルアシスタント「Cortana」のファンなら、今回のアップデートを歓迎するはずです。というのも、ユーザーが求めているものを、これまでよりもさらによくわかってくれるようになったからです。

今回のアップデートにより、Cortana(カナダ、日本、オーストラリア、インドでも利用できるようになりました)は、手書きのメモを読みとる、メールの中から動画やチケットの情報を追跡する、「Microsoft Edge」ブラウザで訪ねたサイトで使えるクーポンをお知らせする、「Windows Phone」のメッセージや通話の履歴と同期する、不在着信をデスクトップでお知らせする、といったことができるようになりました(これらの機能はCortanaの設定画面で見つかります)。

ユーザーが席を外しているのを察知したら、コンピューターをスリープモードにしてくれる機能まで加わりました(「設定」>「システム」>「電源とスリープ」)。

そして何よりもありがたいのは、Cortanaがついにローカルアカウントと連動できるようになったことです。おかげで、MicrosoftアカウントがなくてもCortanaの恩恵を受けられるようになりました。

そのほかのちょっとした改善点

ここまでは大きな変更点を紹介してきましたが、ちょっとした改善点もいくつかあります。

  • タブレットモードをWindows 8に近い形で使えるようになりました。たとえば、タスクビューでサムネイルをスクリーンの1番下にドラッグすれば、アプリを最小化することができます。また、1画面を分割して2つのアプリを表示するマルチタスク時に、2つのアプリのサイズを同時に変更することもできます。

  • 「設定」>「デバイス」>「プリンターとスキャナー」に、デフォルトのプリンターをWindowsに管理させるオプションが加わりました。これを有効にしておけば、最後に使ったプリンターが常にデフォルトのプリンターになります。

  • ロック画面でデフォルトの背景をオフにして、単色の背景を使えるようになりました。「設定」>「パーソナル設定」>「ロック画面」から、この設定を変更することができます。

  • Microsoft Edgeで、複数のWindows 10デバイスのお気に入りやリーディングリストを同期できるようになりました。タブの上にマウスポインターを置くとページ内容をプレビューできる「タブプレビュー」機能も加わりました。

  • Skypeが「Skypeビデオ」「メッセージング」「電話」という3つのビルトインアプリとしてWindows 10に加わりました。もちろん、以前のように通常の「Skype」アプリをダウンロードすることもできます。

  • タブレットなどのストレージ容量の小さいデバイスで、新しいアプリをSDカードなどの任意の場所にインストールできるようになりました。この設定は、「設定」>「システム」>「ストレージ」で見つかります。

今回のアップデートでは、多くの点が変更されていますが、ここで紹介した大小の変更点は、ほとんどの人が気になる部分ではないでしょうか。起動時間など、目には見えないパフォーマンス面についても多くの点が改善されているので、マシンの動きがやや良くなっているのに気づく方もいるはずです。

このメジャーアップデートをダウンロードするには、「設定」>「更新とセキュリティ」で更新プログラムをチェックしてください。ただし、このアップデートは、本格的に行き渡るのに時間がかかっているようです。私の場合、デスクトップではすぐにアップデートを入手できましたが、ノートパソコンはまだ「最新の状態」と表示されます。ですから、辛抱強く待つ必要があるかもしれません。

First Major Update for Windows 10 Available Today|Windows Blog

Windows 10 November Update - Features, Changes, and Improvements|Windows Central

Whitson Gordon(原文/訳:梅田智世/ガリレオ)