NASAの3Dプリントなロケットエンジン、始動!

2015.12.25 14:00
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思っていたよりもド迫力ですよ。

最近はなんでも3Dプリントで作ってしまう時代です。おもちゃから銃器、ランニングシューズ、さらにはストラディバリウス…。でも、今回NASAが作ったほぼ3Dプリント製のロケットエンジンほどパワフルな作品はなかったことでしょう。

NASAは以前よりこのロケットエンジンの開発を進めてきました。今回組み上げたのは75%が3Dプリント製パーツでできたエンジン。その推力は2万ポンドに達します。

下の動画はアラバマ州ハンツビルのマーシャル宇宙飛行センターで行なわれたテストで、エンジンが勢いよく炎を吹き出す様子が見られます。なんというか、超ド迫力な放水ポンプって感じですね! エンジンの燃焼温度は華氏6,000度以上ですが、供給される液体酸素は華氏マイナス400度! とんでもない極限状態です。



3Dプリント製ロケットエンジンのメリットとしては、「複雑な形状のパーツの製造が簡単/全体の部品点数が減らせる」などがあります。これまで人力では数年かかっていたパーツを数ヶ月で作れるだけでも、大きな進歩でしょう。

ただ、3Dプリントされたパーツには「強度に関する心配」も長らく付きまとっていました。しかし今回のテストを見る限り、十分に実用的な強度を備えているようですね。今回の計画のプロジェクトマネージャーを務めたElizabeth Robertson氏も、このように太鼓判を押しています。

ターボポンプやインジェクター、バルブをテストした結果、3Dプリント製のさまざまなエンジン(着陸船や宇宙での推進用、ロケット上段のエンジン)は製作可能だろう。



source: NASA via Popular Mechanics

Jamie Condliffe - Gizmodo US [原文]
(塚本直樹)

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