米企業66社のウェブサイト、HTTPSの特許侵害で訴えられる

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大規模な特許侵害なのか、それとも荒らしなのか。

AT&Tネットフリックスヤフーなど、アメリカの名だたる大企業が、ウェブサイトで使用しているHTTPSのバージョンが、ある企業の暗号化に関する特許を侵害しているとして訴えられています。

訴えを起こしたのはテキサス州にあるCryptoPeak Solutions社。CryptoPeak社は「自動でエスクロー可能な保証された暗号化方式」について特許を持っていると主張。詳細は非常に技術的ですが主張の要点はシンプルで、HTTPSの安全な接続を確立するためにECC(楕円曲線暗号)を使っているウェブサイトは、同社の特許を侵害していると言うのです。

どうやらCryptoPeakは7月頃から訴えを始めたようです。その相手は、AT&T、Pinterest、ネットフリックス、ヤフー、ハイアットホテル、ベストウェスタンホテル、エクスペディアなど、66社にものぼります。

この訴えが聞き入れられるかはわかりません。特許には公開鍵の作成や公開など、ECCの重要な部分が記載されていますが、HTTPS接続での使われ方に直接対応しているかは不明確だからです。オンライン上での存在感があまりないことから、CryptoPeakは「パテントトロール(特許荒らし)」なんじゃないの、という声も出ています。

ネットフリックスは、「CryptoPeakによるすべての主張が無効なものだ」として、早くも棄却の申立てを裁判所に提出。勝者はまだわかりません。

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source: The Register

Jamie Condliffe- Gizmodo US[原文

(conejo)