価格6万ドルで予約開始。ノキアのVRカメラ「OZO」はコンテンツ界に革命を起こす?

価格6万ドルで予約開始。ノキアのVRカメラ「OZO」はコンテンツ界に革命を起こす? 1

値段、高っ!

7月にノキアから発表されたハイエンドVRカメラ「OZO」の事前注文が11月30日(現地時間)から始まりました。出荷は来年2016年第1四半期を予定しています。

同日にロサンゼルスのキャピトル・レコードで開催されたデモンストレーションのイベントでは、ゲストアーティストとしてベスト・コーストが出演。ライブはOZOで撮影されて、会場にあるVRデバイスからリアルタイムで配信されました。

Another day at the office

Best Coastさん(@best_coast)が投稿した写真 -

さて、気になるOZOの価格ですが、一台6万ドル(約737万円)!

はい、普通の人にはとても手が出せません。それもそのはず、OZOは大手メディアや映像制作会社といったプロシューマー(生産消費者)をターゲットに作られた製品です。競合はアーノルド&リヒターといった映画用機材メーカー。つまり、OZOが映像産業に普及すれば、メーカーとしてもコンテンツ産業としても、これまで参入したことのない市場にVRが入っていくきっかけになるってことなんです。

これまでの経緯を見ると、OZOがハリウッド規模のVRコンテンツを制作するツールとして期待されているのは確かなようですが、もうひとつ期待されている分野は、ドキュメンタリー映像作品です。映画監督ヴィム・ベンダースは「3D映画のようにリアルな映像体験を与える技術を最大限に活かせる分野は、ドキュメンタリー映画です」と、2011年に公開された彼の作品「PINA(邦題:Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち)」の発表時にコメントしました。

それと同じことがVRコンテンツにも言えるはずです。イベントの中でノキアの社長Ramzi Haidamus氏は、「近い将来予定しているOZOのデモンストレーションは、NASAの協力で行います」とコメントしています。

遠くどこまでも星々が連なる宇宙空間や惑星探査を、まるでそこにいるかのようにVR映像で体験できる日が近いと思うとワクワクしますね。VRがコンテンツ業界に革命を起こすのは、これからが本番なのかもしれません。

source: VentureBeat,Nokia

(高橋ミレイ)