アップル、ライブTVサービスの計画やめるってよ

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アップルがライブTVサービスの計画を中止していることが分かりました。12月8日に開催された業界関係者の会議でCBS社のCEO、Les Moonves氏は、「アップルはライブTVサービスを“ペンディング”にした」と語ったことで明らかになりました。

すでに夏の時点で暗雲が立ちこめていそうです。最初の予定では、今年の9月9日の新製品発表会で、第4世代のApple TVとともにライブTVサービスを発表するはずだったんですが、8月14日の時点で「コンテンツの不足と視聴環境が整わない理由で、ライブTVは来年まで延期します」と発表。大手であるCBSや21世紀フォックスとの交渉が進まなかったことがネックになっていました。

交渉が難航した理由はお金の問題。アップルは月額30〜40ドル(約3,700〜4,900円)で14チャンネルをまとめて視聴できるサービスを始めようとしていました。ですが、最終的にはApple Musicというサブスクリプションサービスへの参入を受け入れた音楽業界と違って、テレビ業界は消極的でした。というのも、この価格設定は、各チャンネルごとに10〜15ドル(約1,200〜1,800円)前後の視聴料でコンテンツを販売していたテレビ局からすると、話にならない程の低価格だったからです。

結局、交渉は物別れ。いまのところアップルは、主要なチャンネルのコンテンツをまとめてユーザーに提供するビジネスモデルを諦めざるを得なくなりました。その代わり、アップルはApp Storeをプラットフォームにして、メディア企業が直接ユーザーにコンテンツを販売する方針だと関係者は語っています。

source: Bloomberg12

(高橋ミレイ)