赤いロゴの企業は環境にやさしくなさそう? 色が消費者にあたえるイメージの研究

赤いロゴの企業は環境にやさしくなさそう? 色が消費者にあたえるイメージの研究 1

なんとなくエコっぽくなさそうにみえるロゴってありますよね。

オレゴン大学の研究で、人びとは赤よりも青や緑のロゴに対して環境にやさしそう! という印象をもつことが明らかになりました。研究を率いたオレゴン大学のAparna Sundae教授によると、そういった印象が企業の行動について消費者が「倫理的だ」と思うかどうかにも影響するとのこと。

研究では被験者たちに架空のロゴ(色は実在するブランドを連想するもの)を見てもらいました。そうすると、アメリカのスーパー「Trader Joe's」の赤色よりも、「Walmart」の青色や「Sam's Club」の緑色を使ったロゴの方に、エコフレンドリーな印象を持ったのだそう。研究チームの1人であるJames Kellarisさんは次のように話しています。

グリーンといえば、環境に優しい印象を与えるためによく用いられ、実際多くの人がエコフレンドリーな色と感じています。そのグリーンよりもブルーのほうがより強くエコフレンドリーなイメージを与えていたというのは興味深いことです。

次にチームはこういった色のイメージが消費者の判断にどれくらい影響するのかをテストしました。まずDAVYという架空の食品店のロゴを、エコフレンドリーな色とそうじゃない色で何個も用意。どちらかのタイプのロゴを被験者に見てもらったうえで、DAVYが行う倫理的にあいまいな行為(野菜に水をかける装置の使用など)について評価してもらいます。するとエコフレンドリーな色のロゴを見ている人のほうが、DAVYの行為について「倫理的である」と判断する傾向があったとのこと。

ちなみに、なにも環境問題に取り組んでいない企業が「わたしたち環境に優しいですよ!」といったフリをすることは、「グリーン・ウォッシング」と呼ばれて問題視されてきました。たとえばアメリカでは、環境に優しくない製品のトレードマークに「green」という言葉を使うことを避けるようなガイドラインが用意されていたりします。これからは、言葉だけじゃなく色にもガイドラインが作られたりするのでしょうか。

image by Shutterstock/ Rawpixel.com

source: FuturityUniversity of Oregon

(Haruka Mukai)