ヒッグス粒子発見のファビオラ・ジャノッティ氏、CERN初の女性所長へ

2015.12.24 12:20
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素粒子物理学者ファビオラ・ジャノッティ氏が、スイスにある欧州原子核研究機構(CERN)で女性としては初めて、所長に就任することになりました。これまで7年間CERNを率いてきた、ロルフ・ホイヤー所長の後を引き継ぎます。

これまでジャノッティ氏は、ヒッグス粒子を発見した2つのチームのうちのひとつ、ATLASのリーダーでした。2012年7月4日にヒッグス粒子を発見した功績によりジャノッティ氏は一躍、時の人に。ATLASに20%しか女性がいないことも影響していますが、彼女の飾らない姿勢や、すばらしいユーモアによるところが大きいでしょう。

ジャノッティ氏はヒッグス粒子の発見を、かわいらしいComic Sansフォントで書かれたスライドで発表し、ネット上で大きな話題に。ジャノッティ氏はこの騒ぎをいいことに(?)、2014年のエイプリルフールには、CERNの公式資料に使われるフォントをComic Sansにするというネタも披露。2012年にはTime誌の「今年の人」の最終選考にも残っています。

ジャノッティ氏の父親は引退した地質学者、母親は音楽とアートへの情熱を持った人物です。1962年生まれでイタリア出身のジャノッティ氏は、物理だけでなく音楽、料理、そして子供の頃バレリーナとして教育されていたため、ダンスにまで精通しています。ジャノッティ氏は、「音楽の和声は物理原則に基づくこと。料理はきっちり材料を計ること」と、次期CERN所長への就任が発表された2014年にガーディアンに話しています。「同時に、発明もできるようにしないといけませんね。なぜなら、毎回同じレシピに従っていたら、新しいものは作れませんから」…うーん、深いですね。


image: Claudia Marcelloni De Oliveira/CERN
source: CERNVergeTimeGuardian

Jennifer Ouellette - Gizmodo US[原文
(conejo)

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