とんでもホバーボードから落ちて死亡や家が丸焼けなど、いま買うべきでない2つの理由

とんでもホバーボードから落ちて死亡や家が丸焼けなど、いま買うべきでない2つの理由 1

まだ未来には早かった?

2015年は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で描かれていた未来の年でしたよね。だからって、あの映画に登場していたものが、すべて本当に手に入るようになったわけではありません。とりわけ「ホバーボード」なる乗り物が、にわかに海外では人気を博してもいるようですけど、買うのはヤメておいたほうがいいでしょうね。

1. そもそもホバーボードではない

ホバーボードというからには、空中ホバリングして、少なくとも道路から浮き上がるスケートボードを想像する人は多いでしょう。でも、いま多種多様なモデルで販売されているのは、すべてただ電動で動くというだけのものです。ネーミングからして、なんだか人を小馬鹿にしているように思えてなりません……。

2. 安全でない製品が多すぎる

別に空中に浮上しなくってもいいです。ただ前に自動で進むだけでも、ホバーボードとして乗りこなしたい~。そう願うユーザーは。想像以上に多いのでしょうか。とにかくブームになったホバーボードですが、不可解発火事故で、いま大騒ぎになっていますよ。

すでに航空便での取り扱いを禁じる動きが本格化しています。いきなりホバーボードが、原因不明ながら機内で火を噴いたなんて事態になったら大変ですからね。Amazonで購入して届いたホバーボードを充電していたら、家が丸焼けになったという悲惨な家族の事例も報告されています。この家族の証言では、ちょっと煙が出たというレベルではなく、激しく火花を散らして燃え上がったというのですから、まさにトンでもないホバーボードです!

一方、すでに米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、発火事例のみならず、ホバーボード関連の多数の重傷事故から、安全性の観点での調査も開始したことが伝えられています。現時点で、路上にてホバーボードを乗り回していた15歳の少年が、落っこちて、そのままバスに轢かれ死亡した例も報告されていますよ。空中を飛べるわけでもない偽物のホバーボードのせいで、命を落としてしまったりしてよいでしょうか?

雨後の筍のように続々と新モデルが売り出されたホバーボードですけど、早くも販売中止の措置を取ったショッピングサイトは少なくありません。また、発火事件でメーカーを相手取り、集団訴訟に発展しているケースも出ているようですよ。この流れだと、購入者にリコールが適用される救済措置も、時間の問題かもしれませんよね。

しかしながら、ここは強気の商売チャンスと、逆に「ウチのホバーボードは絶対に安全です」と太鼓判を押して販売する業者まで現われました。Sharper Imageは、UL規格に適合するサムスン製の充電池内蔵なので、どうぞ安心して使ってくださいとホバーボードを販売中。安全性を武器に、ちょっと高めのモデルを販売し、送料無料で売り出し中です。決してお勧めはしませんけれどね。

image by Sam Woolley

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)