いつもの食卓を劇的に変える、手持ちサイズの真空調理器

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キッチンに革命が起こります。

そのコンセプトは、「三ツ星レストランの高級料理が食べられる」。三ツ星レストランといえば、二人で予約してディナーに行くと、3万円以上はかかってしまいますよね。特別な日でもない限りは、とてもとても手が出ないところ。でも、一口食べれば、幸せの心地になります。まさか、そんな料理を毎日だって楽しめるなんて。ね、素敵だとは思わない?

そう語るのは、Lisa Fatterman氏。彼女は、イマージョンサーキュレーター(浸すだけで湯加減の調整を自動管理してくれる調理器具)のプロダクト「Nomiku」を扱っている同名のベンチャー企業のチーフ・イーティング・オフィサー(CEO)です。「Nomiku」は、真空調理と呼ばれる手法で料理を劇的に美味しくする、手持ちサイズの魔法のガジェットなんです。

真空調理は、1974年にフランスのロアンヌで、ジョルジュ・プラリュ氏によって考案された調理法です。そのはじまりはフォアグラのテリーヌを作るために開発されたもの。お肉や野菜でも何でも、真空パックに包んで、低温な状態にして、時間をかけてゆっくりと温めます。そうすると、食材がとても柔らかくジューシーになります。また、通常の加熱では壊れてしまう成分を守ることもできるので、とっても健康的。ローストビーフやステーキは、このアレンジで美味しくなるといわれている代表的な料理です。ちなみに、フランス語ではSous vide(スービー)と呼ばれています。

この真空調理は、温度だけでなく、時間の調節、とにかくタイミングが大切な調理法。とっても難易度の高いものなのです。だから、今までは一般的な家庭で真空調理を楽しむのは難しいとされてきました。そう、今までは。「Nomiku」は、この真空調理を5万円程度で提供してくれるマシーンなのです。使い方は、とってもシンプル。調理したい食べ物を真空パックにいれて、それから水の入ったお鍋にNomikuを浸して、適切な温度に設定してあげるだけ。

しかもうれしいことに、なんと「Nomiku」の名前は日本語の「飲み食い」から来ているそう。たまたま、名前を決めるときに、「飲み食い」の発音を聞いて、「これだ!」と思っただけみたいなのですが、世界から見た日本料理といえば、やっぱり寿司ということで「寿司のシャリと刺身の組み合わせは、食べるには勿体ないほど、造詣が深く、それでいて新鮮。だから、日本語を使いたかった」というのもあるんですって。

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もともと、食べることがとにかく大好きだったLisa氏。しかし、美味しい料理を食べるのにはお金がかかってしまう。だったら、自分で作っちゃおう。料理も大好きだし。そんなDIYからNomikuは生まれました。この思いは、世界中の人たちに共感されて、Kickstarterのクラウドファンディングでは、目標をゆうに超える額を調達することに成功しました。

面白いのはNomikuがスマートフォンで使えるアプリも出しており、真空調理法を使ったレシピをNomikuユーザー同士が共有できること。はじめて、真空調理を試したい人にも安心ですね。大切な家族や友人に、「あれ、このお肉といつも全然違う?」と言ってもらえるかも。さあ、レッツ真空調理!

source: Nomiku

(山田俊輔[FREERIDER])