途中でも変更承ります。ゼロからやり直し不要の新型3Dプリンター

途中でも変更承ります。ゼロからやり直し不要の新型3Dプリンター 1

トップ写真は、話題の3Dプリンターの中身。左下のカメラをお見逃しなく。

3Dプリンターの活用方法は、これまでさまざまに議論されてきました。新製品の試作を制作するのに実用する企業は世界的に増えてきています。図面よりも立体的で、より具体的な完成イメージに近く仕上がる3Dモデルは、これまでかかっていた時間と資源コストの削減に役立っているはず。でも、まだまだ進化していますよ、最近の3Dプリンター。

話題になっているのは、HPI(Hasso-Plattner-Institute)のHuman Computer Interaction Labの研究者によって新たに開発された3Dプリンター。ミスに気付いたのがプリントアウトの途中であっても、ゼロからやり直す必要が無いという画期的な機能で注目されています。

途中でも変更承ります。ゼロからやり直し不要の新型3Dプリンター 2

たとえば紙の場合、印刷の途中で誤字脱字などのミスに気付いたり、修正を加えたくなったり...どんな理由でもプリントアウトを中止して変更したくなったら、「一時停止」や「印刷キャンセル」といったボタンを(慌てて)押すのが一般的。そして変更後は、またゼロから印刷して、無駄にした紙とインクの量を思っては心のなかで謝るのでした。

一方でこの3Dプリンター。プリントアウトの途中で変更したければ、搭載されている3Dスキャナーが活躍してくれます。トップ写真でご覧いただいたカメラが作動して、プリンタ内部で3Dスキャナーが変更前後のデザインを分析してくれるのです。一体どんなものかしら、そんなこと本当にできるのかしら、と思わず首を傾げそうになった方は、具体的なプロセスを以下のYouTube動画でご確認あれ。

動画で登場するのは、途中までできあがったプロダクト。修正を加えるため、まずソフトウェアを使ってデザインを変更します。元のデザインと修正後のデザインを比較して、さらに内蔵カメラでオブジェクトの状態をチェックしたうえで、実際に変更が加わるという仕組み。修正後は、元の仕事に戻って再構築できるので、ゼロからやり直す必要はないのだそうです。これは、凄い。

これまで3Dプリンターの実用を検討していた企業や個人も、「通常」の3Dプリンターユーザーも、使用機会は特別無いながら純粋に3Dプリンターのファンだという人も...まだまだ進化し続ける3Dプリンターの世界、ますます便利になる機能に今後も目が離せないですね。

source: Hasso-Plattner-Institut

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(Rina Fukazu)