フィンランドが全国民に毎月約11万円のベーシックインカム導入って話は大きな間違い

フィンランドが全国民に毎月約11万円のベーシックインカム導入って話は大きな間違い 1

残念ながら実現するかどうかといった段階のよう。

昨日、福祉大国フィンランドが全世界初のベーシックインカム(基礎所得保障)導入国家になるといった話が盛り上がっていましたが、残念ながら導入は決定していません。パスポートは仕舞っておきましょう。

KELA(フィンランドの社会保険協会)で研究をリードしている教授のOlli Kangas氏によると、「この情報は正しくありません。ベーシックインカムについての予備的研究が始まっただけなのです」とのこと。

フィンランド政府の分析、評価、研究計画の一部として、KELAのリーダーシップの下で研究者のワーキンググループがベーシックインカムの実装に焦点を当てた実験的研究を、2015年10月から初めていたようです。

何故ベーシックインカム導入の検証を始めたのかというと、労働市場の変化に応じた社会保障システムを再形成するための方法を模索するため。そして、さらなる目的は、官僚の削減と複雑なbenefits system(従業員給付制度?)の合理化。今後、予備調査の結果を踏まえ、2017年には試験導入が始まるのではないかと言われています。

サンタも不況なフィンランド、はたして社会保障システムの再形成で福祉国家の看板は守られるのでしょうか。

source: Kela

(ロバーツ町田)