「ズーランダー2」のボイコット呼びかけについて、脚本家が反論

どうなる?! 15年ぶりの「ブルー・スティール」(キリッ

2001年に公開されたベン・スティラー主演の大ヒットコメディ映画、「ズーランダー」を覚えていますか? 15年ぶりの続編となる「Zoolander 2(原題)」が来年公開されることになったのですが、上映を前にボイコット運動が起きています。

問題となったのは先月公開された予告編に登場する、ベネディクト・カンバーバッチ演じるスーパーモデルのAll(オール)というキャラクター。予告編では、スティラーが演じるデレク・ズーランダーに「男性モデルなのか、それとも女性モデル? 」と訊かれます。すると、両性具有であるオールの答えは「オールはオールなの」さらにオーウェン・ウィルソン演じるハンセルに「ホットドッグなのか、パンだけなのか?って意味だ」と付け加えられると、オホホと笑うのです。

このカーバンバッチの役が差別的であるとして、映画をボイコットする署名運動をLGBT団体が始めたのでした。署名を募るサイトにはこのように記されています。

(カーバンバッチのキャラクターは)両性具有/トランスジェンダー/ノンバイナリー(カテゴライズできない人)に対する明らかに度を超えて大げさで、バカにしたモノマネです。これは黒人のマイノリティをあらわすために顔を黒く塗るという行為の現代版に等しいことです。

ときを遡って2008年にスティラーが主演した「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」も、公開時にボイコットが呼びかけられていました。その理由はRワード(知恵遅れという意味のRetard)をたくさん使っていたからというものです。

どちらの作品でも脚本を担当したジャスティン・セロー氏はWrapのインタビューで、当時のことを「知的障害を抱えている人を馬鹿にするでも邪険にするでもなく、その単語を使う人々の愚かさを強調することが目的だった」と回想しています。さらに「風刺はバカを強調するためのもの」と語り、今回のボイコット騒動に対しては「自分が執筆するジョークには細心の注意を払っているし、その場面の文脈を無視して憤慨しているのだろう。まずは映画を観てくれたら良いのに」と反論していますが、ボイコットを求める人たちには通じるのでしょうか?

既に2万人以上の署名が集まり、この先どうなるのか? 今年の春にはパリ・コレに出演し、続編の公開を発表したことでも本作は話題になりましたが、来年2月に予定している公開日までにひと波乱ありそうです。

source: Wrap via EW, Vogue

(たもり)